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拾漆話 ページ17

「おいグレイ!風呂場に置いてあった瓶はなんだ?!」

コーガ様が風呂の途中で上がってきたのだろう、全身を濡らしながら私に声をかけた。

『あぁ、洗髪剤です!私が作ったんですよ』

「…ほう?聞かせてもらおうじゃないか」

『その前に体を拭いた方が良いかと…』



「で?」

『一応3種類ございまして!青いのがヒンヤリハーブを使ったもので、その名の通り清涼効果があります。で、赤いのがポカポカハーブを使ったもので、温暖効果が。で、黄色いのがバリバリハーブを使ったもので、この洗髪剤は先の2つよりも多く調合しました。肌を引き締める効果がございまして、皆さんが使うには丁度良いかと!』

「…ほう?」

コーガ様はイマイチよくわかっていなさそうだった。

『えーと、つまり少しビリビリするので筋肉とか、肌とかに良いということです!アッカレムクロジを使ったので、少しの量で泡立ちます!』

「へぇ〜…お前、頭良いんだなぁ〜…そういうの作れるって、凄い事だと思うぜ?」

『やっぱ、知識は生活に応用したいじゃないですか。私はただそれをしているだけですよ』

「ほぉ〜ん…最近服が良い匂いするのもお前の仕業か?」

『はい、ゴーゴースミレのエキスを使った洗剤を使って洗濯しているのですけども…いやでした?』

「…いや、なんつーか…前はこんな暮らししてなかったからよ。こーいうのもいいなって思ってよ!」

コーガ様は私の頭をくしゃくしゃ、と撫でた。

「お前には感謝してるんだぜ、グレイ。これからもここにいてくれよな!」

『…勿論です!』

コーガ様は、本当に誰にも優しくしてくれる。

父とはまた違った愛情を感じた。

「コーガ様!後がつっかえているでござる、早く入浴を済ませて欲しいとの苦情が!」

「あー?もう少しゆっくり入らせろよ!」

まるで家族のようだ。

一見、仮面とかは怖いけど、話してみれば怖くなんかない。

皆、同じ人間なのである。

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アッキー - 初めまして!スッパ夢見させて頂きました!凄く面白かったです!Twitter(X)もフォローさせて頂きました!アッキー@×OSP&T.K.familyというアカウントなので是非フォローしてくれると幸いです!無理なら構いません。 (11月25日 11時) (レス) @page27 id: 9a164c919b (このIDを非表示/違反報告)
yu→ru(プロフ) - ゆず塩さん» ひえぇ…コメありがとうございます…!! (5月15日 0時) (レス) id: 27c5cead5f (このIDを非表示/違反報告)
ゆず塩(プロフ) - 恋心の利用は辛いですよね…この小説本当に感情移入ができるのが良すぎて泣きそうです… (5月14日 23時) (レス) @page36 id: 8ae73bc925 (このIDを非表示/違反報告)
yu→ru(プロフ) - ゆず塩さん» ひゃああ!ありがとうございます!!!😭 (2023年5月10日 23時) (レス) id: 27c5cead5f (このIDを非表示/違反報告)
ゆず塩(プロフ) - めっちゃウズウズしますね🥰最高すぎます!! (2023年5月10日 22時) (レス) id: 8ae73bc925 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:yu→ru | 作成日時:2023年5月4日 23時

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