O N L Y ２［HS］

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アメリカでの仕事が終わった次の日は午後から移動して、夕方からタルバンの収録。
私は昨日の酒が残る体を起こして、水を飲んだ。

時計を見るとあと少しで出発の時間。
やばい、遅刻する。
幸い、一泊しかしなかったホテルでは荷物は広げていないので、とにかく着替えて、散らばった荷物をボストンバッグに詰めた。

集合場所のラウンジに行くと、ジンオッパとホソクオッパとユンギオッパが座っていた。

「おはようございます」

HS「お、Aおはよう！よく眠れた？」

「はい、ぐっすり眠れました」

JN「ここに座りな、まだみんな揃ってないから」

2人掛けのソファの荷物をどかしてくれたジンオッパの隣に座る。
コーヒー飲む？と聞くオッパに、大丈夫ですと言ってバッグからポーチを取り出した。

YG「メイクしてなかったのか？」

「はい、ちょっと寝坊して」

さっきまで深く被っていたキャップを取り、とにかくベースメイク、いや、日焼け止めだけでも、とポーチを漁る。

JN「Aヤ、寝癖ついてるね、」

可愛い、なんて笑いながらジンオッパは手櫛で髪を梳かしてくれる。
ジンオッパの指が痛んだ髪の途中で止まるたび、そろそろ髪を切ろうかな、と思いながら私は日焼け止めを顔に塗りたくった。

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