46_JN ページ27
JN「じゃあ、Aは辛いことがあった時、誰に一番そばにいて欲しいと思う？誰がそばにいる時が一番安心する？」
「え…そんなの、オッパたち全員ですよ」
JN「じゃあ、質問を変えるよ。Aはこうして手を握ると気持ちが落ち着くでしょ？」
「はい…」
JN「じゃあ、誰の手が一番落ち着く？」
俯いて手を見つめる彼女は間違いなくホソクの手を思い浮かべている。
「それは……でもそれはあのことがあったからで」
そう、彼女はホソクの手を思い浮かべるけど、きっとあの時、お皿を割った時に近くにいてくれたからだって思うだろう。
たまたま、その日に家にいたから。それで一番最初に手を握ってくれたから。そう思うはず。
僕からしたら、あの日ホソクだけが宿舎に残ってたなんて、それこそ運命だと思うんだけど。
JN「うん、じゃあさ、嬉しいことがあった時、誰に一番に報告に行きたい？」
「…」
JN「誰が一緒に喜んでくれる顔を一番に見たい？」
「……」
JN「好きって、いろんな定義の仕方があると思う。僕は、辛いことがあった時にそばにいて欲しい人、嬉しいことがあった時に1番に教えたい人が、好きな人…大事な人なんだと思うな」
「……」
Aは何も言わなかった。彼の名前も口にしなかった。
でもA、お前はもう少し自分の気持ちに敏感になった方がいい。
周りのことばかり気にしすぎて、自分のことを疎かにしないで欲しい。
自分が誰を大切に思っているかぐらい、その人のためにも気づいて欲しい。
お節介だとはわかっているけど、大事な妹と弟のために何かしてやりたかった。
JN「A。よく考えな。たくさん考えて、たくさん悩みな」
僕は彼じゃないから力不足なのは分かってるけど、握ったAの手をもう一度握り直して、Aに帰ろう、と言った。
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クロ(プロフ) - あああさん» コメントありがとうございます！イチャイチャが書き足りないのでいつか書けたらと思っております…！ (2022年2月8日 19時) (
レス) id: 40ccbc89c0 (このIDを非表示/違反報告)
あああ(プロフ) - すごくキュンキュンしたり、読みながらニヤニヤしてたりしてました笑もし番外編を作る予定がありましたら、また読みたいなと思います！ (2022年2月7日 2時) (レス) @page50 id: 6326bb1af0 (このIDを非表示/違反報告)
クロ(プロフ) - soraさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます…！ (2021年10月19日 13時) (レス) id: 40ccbc89c0 (このIDを非表示/違反報告)
sora(プロフ) - 始めまして！最近ホビペンになりまして、主様の投稿を見ているとキュンキュンします♡いつも応援してます！ (2021年10月18日 22時) (レス) @page25 id: 4fa3e92ebc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クロ | 作成日時：2021年9月18日 11時
