ＯＮＬＹ［HS］ (ページ33)

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JK「何の話してるんですかー？」

いつの間にか酒の回ったマンネが絡みにきた。

NM「ジョングガ、もう酔っ払ってるのか？」

JK「酔ってますかねー？」

ちょっと、ここいいですか、と言いながら私とオッパの間に割り込んでくるジョングク。
オッパをみれば目があって、可愛いね、と2人で笑みが溢れた。

「ジョングガ、少しお水飲んだら？」

JK「じゃあA飲ませて」

「はいはい」

酔って甘えたなマンネのために置いてあったグラスに水を注いで、ストローをさして飲ませてあげる。

水を飲んだジョングクは満足したのか、隣のテーブルではしゃいでいるジミンオッパとユンギオッパのところへふらふらと歩いて行った。

HS「A、大丈夫？」

「大丈夫ですよ～って、ホソクオッパは大丈夫じゃなさそうですね」

ナムオッパがジンオッパに呼ばれて席を外したタイミングで声をかけてきたホソクオッパはすでに顔が真っ赤だった。

「はい、お水」

HS「ありがとう…」

隣に座りながら水を飲みほし、グラスをテーブルに置くと、私の腕にピッタリと腕を寄せもたれかかってくるオッパ。
オッパがこんなにベタベタなのは久しぶりだなあ、なんて思いながら、急にお姉ちゃんの言葉を思い出した。

いやいや、ホソクオッパは大事なメンバーだからね。
ちらりとホソクオッパの方をみると、いつもの明るさはどこへやら、ちょっとだけ心配になる目つきでどこか遠くを見ている。

HS「A、今日のステージすごく良かったよ」

「本当ですか？」

HS「うん、今までで一番だった」

「…ありがとうございます」

HS「バンタンがこの8人で良かったなあ」

急にそんなことを言い出すオッパは酔っているのか。

HS「A、一緒に頑張って来てくれてありがとうね。これからもずっとよろしくね」

「…はい」

私も、この7人と一緒にここまで頑張って来れて良かったと思う。
それは毎ステージ思う。
「あの時」、諦めなくて良かったと、この7人はいつも私に思わせてくれる。