ＯＮＬＹ［HS］ (ページ32)

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アメリカでの仕事は思ったよりもスムーズに終わり、バラエティではメンバーも楽しくインタビューなどにこたえ、私たちの新曲発表のための全てのステージがついに終わった。

NM「お疲れ様でした！」

ナムジュンオッパの音頭で始まった打ち上げ。
メンバーとマネオッパだけの少人数の打ち上げ。

JM「ヒョン！飲んで飲んで！」

HS「ヤァ、俺はいいよ」

JK「ほら！」

HS「わかったよ…」

JN「お前ら、ホバには飲ませすぎるなよー」

JK「じゃあジンヒョン飲んでください！」

JN「いいだろう」

楽しそうにお酒を飲むメンバーたち。
その様子を見ているだけで幸せな気分だった。

NM「はい、Aも無理しない程度にね」

「ありがとうございます」

ナムオッパが持ってきてくれた新しいグラスを受け取る。

「無事に終わってよかったですね」

NM「そうだね。Aは日本にアメリカに、通訳ありがとうね」

「そんな、ナムオッパも通訳してたじゃないですか」

NM「でもAは日本でも通訳してくれてたし」

「日本語は私の母国語ですしね。それに私、通訳って結構好きなので、全然苦じゃないです」

NM「本当？」

「はい、メンバーがどうしたら答えやすいかとか、どの言葉だったらメンバーの良さがより伝わるのかとか、そういうの考えるのが好きなんです」

NM「…うちのメンバーは身近にこんなに素晴らしい通訳がいることをありがたく思ったほうがいいね」

メンバーに感謝して欲しい、なんて思ったことはなかったが、ナムオッパにそう言ってもらえると素直に嬉しかった。