ＯＮＬＹ［HS］ (ページ4)

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JK「”Aオンニ、愛嬌してください～”だって」

「えー？あ、"ジョングクオッパ、愛嬌してください！"っていうのもあるよ」

韓国に渡ってから「愛嬌」というものを知ったのだが、日本にはないその文化は未だに慣れない。
そもそもどういうものが「愛嬌」なのかあまり理解できていないので、愛嬌して、と言われると困ってしまう。

JK「じゃあジャンケンにしよう」

「いいね」

JK「じゃんけんぽん！」

愛嬌をかけたジャンケンは、私がグーでジョングクがチョキ。

「はい！ジョングク！愛嬌まで、3,2,1！」

JK「…アミサランヘ」

俯き加減にハートを作ってつぶやいたグガ。

「グガ～！！！可愛いよ～！！さすがウリマンネだね！！」

その可愛さに思わず抱きつく。
きっと誰よりもその愛嬌にノックダウンしたのは誰よりも近くで見てた私だと確信できる。

JK「Aも同い年でしょ！！」

「グガは可愛いねぇ」

髪の毛を撫でると、やめろ！と言わんばかりに手を振り払われた。

JK「じゃあ、アミ、おやすみなさい！」

「おやすみなさい～」

照れた勢いで強引にライブを終わらせたジョングク。

「は～、楽しかった。グガ、ホソクオッパに愛嬌習った方がいいね」

JK「…ふん！」

ふんってなんですか、ふんって。可愛いか。
同い年なのにどうしてか弟みたいに思えるジョングク。
ステージ上でのグクはもちろんかっこよくて輝いてるけど、やっぱりオフの可愛いグクが私は好きだったりする。

JK「練習！するよ！」

そうだった、練習のために残ったんだった。
すでに立ち上がってるグクの方に手を伸ばして立たせてもらい、体を動かすために大きく伸びをした。