不幸 ページ9
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その後も試合は順調に進んだ。
私達のチームは勝ち上がり、今は準決勝まで来た。
相手はアランくんのいるチーム。
『次アランたちかー……』
『ブロック飛ばされるやろうなぁ』
先輩達の声が聞こえる。
弱気な発言にイラついたのか、侑が小さく舌打ちする。
侑「チッ……やる前からそんなん言うとるんやったらやんなや。」
おいバカ聞こえたらどうすんねん。
「ま、まぁ先輩!ここは楽しむ場ですからね!お互いいいとこだしてきましょう!」
後ろ手で侑の手をひねりながらそう先輩達に話す。
侑「いぅた!?なにすんねん!!?」
「あんたが阿呆なこと言うからやろ!!」
治「お前ら声でかすぎやろ。聞こえてんで。」
先程北さんのいるチームに敗北を喫した治くんが歩いてくる。
侑「うっさいわぼけ!お前が負けたせいで俺ら北さんと決勝やないかい!この負け犬がっ!!!!」
治「あ??なんでお前にそんな言われなあかんのやぽんこつ」
ガッ、、、と胸ぐらをつかみあった2人を引き剥がし、侑の頭をスパンとはたく。
「あほなことしとんなや。怒られるのはうちなんや。」
侑「…………すまん。」
にっっっこりと笑ってそう告げる。
そう、2年の宮兄弟の喧嘩を止められるのは数少ないのだ。何より北さんが相手になるかもしれない今、私が止めな後で私が北さんに怒られる。
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みく(プロフ) - 夢主ちゃんのふざけとったときの性格めっちゃ好きです(*´ω`*)私の妄想も捗ります…w (12月26日 13時) (レス) @page7 id: 2da07fc9ec (このIDを非表示/違反報告)
美音 - 更新頑張って下さい!!!!!!!!!!!!!!! (12月21日 9時) (レス) @page5 id: 454fc153f5 (このIDを非表示/違反報告)
推しのすりっぱになりたい人生 - あの!オリジナル作品になってますよ! (10月20日 15時) (レス) @page3 id: d2ae2f748a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:星まる。 | 作成日時:2023年10月9日 21時