こんなつもりじゃなかってん！！！！3【宮侑】

不幸 ページ31

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「他人の金で食べるピザまんは別格のうまさですなぁ。」

侑「なんやねんそれw」


横であんまんを頬張る侑はそう笑う。


「んー♡美味し♡♡」



はふはふと熱々のピザまんを頬張っていると、急に侑がピザまんを掴むうちの手を握ってきた。


「？なんや？？」

侑「いや、ずいぶんAがうまそーに食うなぁ思て。そんな上手いなら1口ちょーだいや。」

「絶対嫌や。」

侑「ま、もらうんやけど。」



あーん、と手元にあったピザまんが手ごと侑の口へ引き寄せられ、そのままひと口、侑の口の中へ消えていった。



「あ、あ、ああああ！うちの！！」


なんてことするんや！！
元々半分くらいだったピザまんがそこから3分の1ほど失われてしまった。


「うっ、、うっ、、うちのぴざまん、、、」

侑「……(汗)」



侑「あー、すまんかった。俺のあんまん1口食うか？」

「食う。」




ほれ、と目の前に差し出されたあんまん。
ほかほかの餡にもっちりふかふかしてそうな白生地。
ほのかに香るあまーい豆の匂いが鼻をくすぐる。



侑の1口なら、私の二口が妥当でしょ！

パクパクっとあんまんを口にほお張る。




侑「あっ！！ちょぉ待てや！！今2口行ったろ！！」
「はんろこほらきゃはひゃふはーい！」
侑「なんて？？？」




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