こんなつもりじゃなかってん！！！！3【宮侑】

幸い ページ2

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今日は金曜日。





「待て……あかん…………待て待て待て…」





皆さんこんにちは。川原千奈乃です。


今私はAの部屋で座りながらポテチを食べています。


当の本人、Aはクローゼットから引っ張り出した服たちとにらめっこしながらブツブツと呟いております。


学校も終わりさて帰ろうと腰を上げたところを泣きつかれました。










「あかんっっっ！！！！千奈乃おおお！！！！うち何着てけばええんやっ！？！？」

千「知らんがな」

「だっ、、、だって！！侑と出かけるんやで！？ましなカッコせな、隣あるけへんやろ…」



うるうるとしながら私を見つめるA。

A、元がいいしスタイルもいいんだから何着ても様になるのになぁ……。



千「も〜…。今どれとどれで悩んでん？」


そう言うと3つほどコーデを取り出してきたA。




「これら……」



ふむ。

・白のシャツワンピに深緑色のカーディガン

・ワイドパンツとオレンジのトレーナー、黒のダウンベスト

・クリーム色のニットに黒のジーンズスカート



千「ううううん、、、、正直Aならどれでも似合う。」



「それじゃ困んねんんんん！！
うちだけじゃ決められへんのぉ！！」




わっ！！！と服を全部持ったまま座り込むA。



…も〜。こうなったらしゃあないな。





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