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パタン、扉が閉まり見慣れた青年が菖蒲色の髪の青年に連れられて視界に映る。
薄い灰色に毛先が白いピンクで染められたグラデーションの髪に薄藤色の綺麗な瞳。
整いすぎる顔立ちの彼は、私の相方だ。
「あ、Aー」
へにゃんと表情を緩めてこちらに手を振るluzくん。
状況を見てからそういうことはしてくれないかな。そう思ってはいるのだが、純粋に無邪気な笑顔で手を振る彼に負けて、手を振り返してしまう。
「うら……センラさん、連れてきたで」
luzくんが現れたことで本格的に敵意を見せつけるようになったうらたさんは坂田さんを盾に隠れている。
菖蒲色の髪に紫翠の瞳をした彼は目が影で見にくくなる位置でパーカーを着ている。
そんな彼は顔が半分見えないくらいのまま、私に話しかけてきた。
「初めまして、神白 Aさん。紫水 暁斗です。コイツらからは志麻って呼ばれてるんで」
軽く頭を下げた紫水さん改め、志麻さんはふわりと小さく笑って会釈した。
礼儀正しくて、周りをよく見ている彼は果たしてどのような性格なのだろうか。
クール系？かな。
「るす〜！！」
「ぁ"？ あぁ、さかたん！ ひさしぶり〜！」
一瞬、怖い人みたいな声出てたけど、すぐに声を変えてパタパタと駆け寄っていく。
あんなに行動が可愛らしいのにグループ内トップのドSとか本当に訳が分からない。
luzくんはうらたさんに目もくれず、坂田さんと談笑している。
二人が終始笑顔なのとたまに漏れる弾んだ笑い声からして相当楽しいのだろう。
「あ、志麻さん」
「ん？ どしたん？」
彼の名前を呼んで、思ったことを脳内で整理してから伝える。
luzくんを呼んだ理由は、なに？
「luz？ アイツをここに呼んだのはAを俺らが貰うため」
「は？ 人の承諾も得ずになにしてんの」
志麻さんにそう言われ思わずキレてしまう。
当分私はluzくんから離れる予定なんてないんですけど。
それはきっとluzくんも同じなんだろうけど如何せん彼は"面白い"ことに目がない。
自分が面白そうと感じたものに関しては誰がどう言っても意見を曲げない。
「……それ、話したの」
「ああ、話したで」
XYZの権限を握るのはあの人。
グループ内で彼が黒と言えばどんなに白くても黒になる、そんな人だ。
基本的にメンバーは自分の予定最優先だがXYZに身を置くことは常にしている。
「luz、あの件、どうなん？」
少し張り上げた声にluzくんはこちらを向いて駆けてきた。
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noppi(プロフ) - 続きも見たいです(*^▽^*) (2022年4月20日 22時) (
レス) @page37 id: a056ba0898 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - とてもよかったです！ここで終わってしまうのが悲しいですが、わかりました(´;ω;｀) (2021年4月20日 19時) (レス) id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
凪桜(プロフ) - りーゆーさん» ハロウィン折角だから書こうかな〜と！こちらこそありがとうございます！ (2019年10月31日 22時) (レス) id: b3cf2c91ae (このIDを非表示/違反報告)
りーゆー - 凪桜さん» ハ、ハロウィンだ〜〜！！ありがとうございますっ！！！！ (2019年10月31日 22時) (レス) id: fedfe469a7 (このIDを非表示/違反報告)
凪桜(プロフ) - らんまさん» コメントありがとうございます！めっちゃ嬉しいです〜！！ (2019年10月16日 22時) (レス) id: b3cf2c91ae (このIDを非表示/違反報告)
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