罰ゲーム ページ21
「……はぁ、めんどくさ」
大きくため息を付いて、リビングへ向かう。
あの忌々しきトランプゲーム――ポーカーから一夜が経ち、今は午前9時。
リビングからは騒がしい声が聞こえているから、今日はあの"罰ゲーム"の日なんだろう。罰ゲームか、言うことを聞くものか。
とにかく、ほんとにめんどくさいなぁ。
「はよーございます」
扉を開けて挨拶をすれば全員の視線が一気に突き刺さる。
その内の翡翠の瞳がキラキラと輝いているのが見える。
さっきの声ではジャンケンをしてたらしいからうらたさんが勝ったのだろう。
「A、聞いて！！」
「……はぁ、なに？」
パタパタとこちらに駆け寄ってきて話したいことがありますと言ったことがわかり切ったオーラ。
聞くしかないんだろうなぁ、と傍にあった椅子に腰掛けた。
「おれ、ジャンケンで勝ったからね、Aのこと独占できるの！」
うーん、そんな弾んだ声で独占なんて言わないで欲しかったな。
ニコッて花が咲くような笑顔を浮かべたうらたさんに一つため息をついた。
「制限時間？ は10分。10分経ったらリビングに来てーや」
志麻さんに言われて、はーい、と返事をする。
うらたさんの方に視線を向けるとニコニコと楽しそう。
「どっちの部屋でやりますか？」
出来れば自分の部屋は避けて欲しい、なんて身勝手なことを考えていれば、それを読み取ったのかうらたさんは「俺の部屋でいーよ」だなんて、優しく微笑む。
「んじゃ、うらたさんの部屋で、お願いします」
「……ん、行こ」
ぎゅ、と私の手を掴んでうらたさんはリビングの扉を出た。
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noppi(プロフ) - 続きも見たいです(*^▽^*) (2022年4月20日 22時) (
レス) @page37 id: a056ba0898 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - とてもよかったです！ここで終わってしまうのが悲しいですが、わかりました(´;ω;｀) (2021年4月20日 19時) (レス) id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
凪桜(プロフ) - りーゆーさん» ハロウィン折角だから書こうかな〜と！こちらこそありがとうございます！ (2019年10月31日 22時) (レス) id: b3cf2c91ae (このIDを非表示/違反報告)
りーゆー - 凪桜さん» ハ、ハロウィンだ〜〜！！ありがとうございますっ！！！！ (2019年10月31日 22時) (レス) id: fedfe469a7 (このIDを非表示/違反報告)
凪桜(プロフ) - らんまさん» コメントありがとうございます！めっちゃ嬉しいです〜！！ (2019年10月16日 22時) (レス) id: b3cf2c91ae (このIDを非表示/違反報告)
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