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Story 7 ページ7

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気持ちが高まっていた私は全速力で走っていたため、すぐに鬼邪高まで着いた。



だがそこで、後悔に苛まれた。



(ばか、ヤンキー高だって知ってたでしょ私!!)



正門まで来たけれど、入る勇気もなく、近くの電柱のところに立ちすくんだ。



関係者以外立ち入り禁止だよね、じゃあ入れないよね
これはたぶんもう帰ってるよね
でも、ここまで来たのに会わないでいいの!?



こんな調子でずっと心の中で自分と葛藤した。


考えてみれば、会って何をすればいいのだろうか。


昨日のお礼を言いに来るだけにその人の学校にまで行くものなのだろうか。


だいたい彼が鬼邪高なんて私は知らないはずなのに、なんで知ってんだって気持ち悪がられてしまうかもしれない。


うん、これは会わないのが得策だ。


夢だと思っていた彼が現実にいた人だってことはもうわかったんだ。


それだけで十分じゃない。


うん、また街でバッタリ会ったら話しかければいいだけよ。



『会いたいだなんて、思うもんじゃないよね』


「誰に会いてーんだよ」


『いや、別に…。えっ!?!!!!』



後ろから声が聞こえて振り返ると、昨日の彼がいた。



「こんな高校のだれに会いてーんだよ、大したやつ居ねーぞ?」


『えっ、あ、えっ、あの』


「なんだよ、オドオドすんな。別に食ったりしねーって」



やっぱり昨日の彼だ。声も髪型も昨日の彼だ。


優しくて、暖かい彼だ。


彼を目の前にすると緊張してしまっているのか声が出ず、何を言えばいいのか焦ってわからなくなった。



「…もしかして俺が怖かったか。すまねぇな」


『えっ…』


「驚かせてごめんな」



そう彼は言って、私の元を去ろうとする。


(だめ、だめ、私のバカ)


ドンドン離れていく彼の背中をみて、私咄嗟にかれの洋服を掴んだ。



『あ、あの!!昨日助けていただいた者で!そ、その覚えてないいないかもですけど、その、あの、お礼をいいたくて…!』



私は全て吐き出すように叫んでしまった。

我に返ったときやってしまったと思い、顔が上げれなかった。



「ふっ」



彼が笑った気がして恐る恐る顔を上げる。

すると、この前のような暖かく微笑んでいた。



「覚えてるよ。わざわざ言いに来てくれたのか」

「ありがとうよ」



私は彼の瞳に吸い込まれるように彼から目が話せなくなってしまった。

鼓動が速くなり、周りの音なんて聞こえない状態。







そう私は彼に恋に落ちてしまったのだ。

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- 最高です!!ゆっくりでもいいので更新楽しみにしてます! (2022年10月10日 17時) (レス) @page10 id: 77ccf80c6f (このIDを非表示/違反報告)
オシヒカリ(プロフ) - オリ/フラたってるので外した方がいいですよ... (2022年10月6日 17時) (レス) id: b878bfc50e (このIDを非表示/違反報告)
莉夢#梵天の信者(プロフ) - オ/リ/フ/ラ/立ってます、、!違反になるので外して頂けると幸いです!(上から目線みたいですみません、、) (2022年10月6日 16時) (レス) id: 9e38cf74ca (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルネ | 作成日時:2022年10月1日 15時

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