Story 6 ページ6
＿＿＿
今日は部活は休みだったため、SHRが終わった瞬間に私はあの道の辺りまでダッシュした。
ただ、昨日の彼のことが気になって仕方がなかったのだ。
あの道の近くになった時、辺りを見渡してみるが、やはり彼らしき人はいない。
(…当たり前か)
彼が居なくて少し落ち込んだが、やっぱり夢だったんだと思った。
(とりあえず、もう、帰ろ)
モヤモヤした気持ちは押し込んで自分の家に直行した。
＿＿＿＿＿
家に帰ると、ひとりの男の人が私の家の前に立っていた。
あのシルエット、もしかして…。
『有ちゃん…？』
私がそう呼ぶとその人はこっちを振り返った。
「Aか！！！」
『やっぱり有ちゃんだ！！』
有ちゃんこと、小田島有剣。私の幼なじみのケンカが強い男の子。
私は有ちゃんだとわかって駆け足で玄関までいく。
だがそれよりも有ちゃんの方がより速く私の方に向かって走ってきた。
「おい！A！！今日は大丈夫だっか！？！」
『ん？？えっ？？』
有ちゃんは私の肩を強く掴み、まるで心配してるように話しかけてきたが、なんのことだか私にはさっぱりわからなかった。
『有ちゃん何かあったの？』
「あったのはてめぇの方だろ！バカが！」
『なっ！バカって！』
「昨日のヤツらに今日は何もされなかったか！！！？」
『…えっ？？』
「えじゃねぇーよ！昨日変な道で男どもに襲われたんだろーがよ！」
『えっ、ちょ、まって、有ちゃん。それなんで知ってるの？』
「昨日、Aん家に寄ろうとしたら、コンビニの近くで、変な男がお前のこと抱えててよ。連れ去られてんのかと思ったら、逆に助けてやったところだったって聞いて」
『うそっ…』
「俺今日かかせねぇ大事な用があって、朝も帰りもAの傍に居られなかったら心配で心配で」
『ね、ねぇ、有ちゃん！！その人って金髪の！！？』
「そうそう、たぶんあいつ鬼邪高のやつだな。鳳仙でも聞いた事あって、名前はたしか…」
『有ちゃん！ありがとう！！とりあえずカバン持ってて！』
「ちょ！おい！どこ行くんだよ！！」
私は有ちゃんにカバンを預け、鬼邪高校まで走り出した。
有ちゃんの言葉なんて最後まで聞く事が出来ないくらい胸が高鳴っていたんだ。
その時はただ、彼がいたことが夢じゃないことが嬉しくて、フワフワした気持ちになっていて、
もう一度会ってみたいというだけで走り出していた。
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夢 - 最高です!!ゆっくりでもいいので更新楽しみにしてます！ (2022年10月10日 17時) (
レス) @page10 id: 77ccf80c6f (このIDを非表示/違反報告)
オシヒカリ(プロフ) - オリ/フラたってるので外した方がいいですよ... (2022年10月6日 17時) (レス) id: b878bfc50e (このIDを非表示/違反報告)
莉夢#梵天の信者(プロフ) - オ/リ/フ/ラ/立ってます、、！違反になるので外して頂けると幸いです！（上から目線みたいですみません、、） (2022年10月6日 16時) (レス) id: 9e38cf74ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルネ | 作成日時：2022年10月1日 15時
