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あなたサイド
____てつや「ほぉ、Aさん」
てつやさんという人らしい。
奇抜な髪型と良い、つり上がった眉毛といい、少し怖そうだけど、東海オンエアのリーダーでもあるし、りょうくんと話すぶんには人の良さそうな人だった。
りょうくんと私との関係も理解し、納得気味のてつやさんは、顎をさすりながら私を上から下まで見続ける。
…ちょっと緊張。
てつや「うん、良い」
「…はい?」
てつや「良いね、可愛い」
「…」
…急に喋ったと思ったら。
よく分からない人だ。
りょう「また口説く…笑 やめなさいリーダー笑 ね、としみつ?」
としみつ「ホントきめーんだよ。馬鹿死ね」
てつや「はぁあ!?としみつお前、Aちゃんがお前のどストライクだからってムキになっとらん!?」
喧嘩を始めたな…と思いながら見てると、てつやさんから衝撃の一言。
____Aちゃんがお前のどストライクだからって____
嘘だって、冗談だって分かってるのに、顔が赤くなっていく。
目の前で、としくんは顔を真っ赤にして「うるせええっちぃどスケベ野郎が」と、てつやさんの足をゲシゲシと踏み倒していて。
…なんか、本当に恥ずかしい気持ちになった。
____私は本気で、としくんがタイプなんだけどな。
りょう「まあまあ照れんなって笑」
としみつ「りょうまで………あのな、お前ら…」
てつや「Aちゃん、何かお茶でも飲む?」
としみつ「おい話を聞け!!」
コントみたいな掛け合いで、トントン拍子の会話が進んでいく中、私は置いてかれないように必死で。
「あの…」止められずに、話しかけようとしてると
____「あれ、お客さん?」
ここに居る誰でもない声が後ろからして、思わず振り返る。
「しかも女の子だ」
そこに居たのは、眼鏡をかけた私と同じくらいの低身長な男の人。
この人も東海オンエアの人なのか?
でも、ここにいる3人とは少し雰囲気が違うというか、違う世界で生きてる感が凄いけど…
虫眼鏡「僕、虫眼鏡って言います。一応そこの3人と同じ東海オンエアの1人です。」
見つめてると、先にそう口を開いた虫眼鏡さん。
「はぁ…私、Aです」
虫眼鏡「ところでAさん、この3人の誰の彼女ですか?」
「あっ、いや…」
見た目とは裏腹に、凄く唐突な質問をされ、また困惑。
…なんか、この人たち普通じゃないよね?
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なな(プロフ) - 素敵な作品ありがとうございます…!泣きました。 (2018年8月17日 22時) (レス) id: 21460c7daa (このIDを非表示/違反報告)
カリン - めっちゃドキドキしました (2017年12月25日 16時) (レス) id: 85ef3d3396 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーもも(プロフ) - 初めまして!!…なんかもう、ドキドキが止まりませんでした(´;ω;`) (2017年9月19日 20時) (レス) id: b5c457861f (このIDを非表示/違反報告)
MONO(プロフ) - 百恵さん» ありがとうございます(*^_^*)シーズン2でもお待ちしております! (2017年8月16日 17時) (レス) id: 8a5be1dd18 (このIDを非表示/違反報告)
百恵(プロフ) - 今までみた作品の中で1番好きです!最高でした!! (2017年8月16日 14時) (レス) id: 322469ddfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:MONO | 作成日時:2017年5月5日 19時