グラサン分解魔は奥さんに甘い4【松田陣平】

125話 陣平side ページ6

あいりのお見舞いを済ませ、家に帰ると、颯真はお義母さんと一緒に夕食を食べていた。


颯真「パパただいま！」


陣平「それを言うなら、おかえりな。」


母「すぐ陣平くんのご飯用意するわね。」


陣平「ありがとうございます。じゃあお願いします。」


俺はささっと着替えを済まして、夕食を食べて、颯真と風呂に入った。


颯真「パパ、ママいつかえってくる？」


陣平「すぐかえってくるよ。」


颯真「ママどこかいたいの？ちゅうしゃされちゃう？」


陣平「痛くないよ。注射もされない。でも、今少し体調が悪いから、お医者さんにお世話になってるんだ。」


颯真「おくすりのんで、なおしてくる？」


陣平「そうだな。颯真がいるんだから、すぐ治して帰ってくるよ。」


そう言うと、顔を明るくして笑った。


陣平「明日、パパと一緒にママのところ行こうな。」


颯真「うん！」


風呂から上がって、歯磨きをさせて、もうそろそろ寝かしつけようと思った時、お気に入りのぬいぐるみを持ってどっか行ってしまった。


後を追うと、あいりの入院の荷物が入った鞄に入れようとしていた。


母「それ、そうくんのお気に入りのぬいぐるみじゃないの？」


颯真「ママ1人でさみしいとおもうから、ぬいぐるみさんいっぱいいれるの。」


母「ふふっ、確かにぬいぐるみさん居れば、ママも寂しくないね。」


颯真「でしょ！？」


陣平「ママもきっと大喜びだな。」


颯真「うん！」

126話→←124話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す