グラサン分解魔は奥さんに甘い4【松田陣平】

132話 ページ13

その後も2人でアルバムを見て、思い出に浸っていた。


陣平「ただいま。何してんだ？」


『おかえり。今ね、そうくんのアルバム見てたの。』


颯真「パパ、ぼくねママのおなかにいたんだよ！ほら、ここにいるのぼくなんだよ！」


そう言って、妊娠中の写真を陣平に見せる。


陣平「懐かしいな。」


『この写真撮った写真を撮った1週間後くらいに、確かそうくん産まれたんだよね。』


陣平「そうそう。まだ産まれないだろって思ってたら、病院から連絡来て焦った。」


颯真「ぼくのうまれたときのはなしききたい！」


『いいよ。そうくんは、産まれますって言われてた日よりだいぶ早く産まれてきたの。』


颯真「そうなの！？」


陣平「颯真の誕生日は、4月11日だろ？でも元々は4月21日に産まれる予定だったんだ。」


『だから、周りの子達より小さかったの。保育器には入らずに済んだんだけど、もう少し大きく産んであげたかったな…』


陣平「でも、今こうして元気にいてくれてる。それだけで充分だ。」


『……そうだね。って、もうこんな時間。ご飯作らないと。』


陣平「今日は俺作るから、あいりは颯真とゆっくりしてて。」


『ありがとう。』


颯真「ママかめんやいばーいっしょにみよ！」


『うん、観よう。』

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