チューベローズに誘われて…2【萩原研二】

47話 ページ3

そして私は次の日、ハギの運転で家へ帰った。


『やっぱり家が1番ね。』


研二「腹減ってるよな。俺がなんか作るから、美月はゆっくり休んで。」


『ありがとう。』


本当ハギには感謝しかない。


髪の毛ベタベタだし、お風呂入ろうかな。そう思い、湯船を洗い、お湯を張って、脱衣場で着替えていると…


研二「美月〜醤油どこにある？」


なんて何のノックもなしに、ハギは扉を開けてくる。


『はっ…！？ノックくらいしてよ！着替えてるのにっ…！』


研二「美月の裸なら見たことあるし、今更だろ。」


『うるさいっ…！醤油は切らしてて、上の棚に新しいのがある！分かったら出てって！』


私は必死にタオルで下着姿を隠す。


なのに彼はどんどん私に近寄る。


『ちょっ…何…』


研二「また痩せたな……細すぎ…、だから倒れるんだ。」


そういって、彼は私のお腹を触る。


『やめてっ……』


研二「もう少しふっくらしてほしい。」


『ハギのタイプなんて知らないわよ……っ、男の人は細い子が好きなんじゃないの？』


研二「細い子は好きだけど、抱く時少しふっくらしてる方が抱き心地いいじゃん？」


『……変態……』


研二「男なんてみんなそうだよ。」


『もう分かったから……お風呂入るから出てって…っ！』


私は持っていたタオルで、ベシベシとやって必死の抵抗をした。


研二「分かった分かった！出るから！のぼせるなよ〜」


そういって彼は去っていた。


『ほんと……調子狂う…』

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