この恋は結ばれてはいけません【松田陣平】

31話 ページ33

『いらっしゃい』


陣平「おう」


今日は私の家でお家デートだ。出かけるのはいいけど、たまにはまったりしたいということからこのデートが決まった。


何気に陣平くんが私の家に来るのは初めてだ。


陣平「若菜らしい家だな。」


『そうかな？あ、映画でも観ない？』


陣平「観る。」


『何がいい？』


陣平「若菜の好きな映画観たい。」


『私の好きな映画は沢山あるけど……やっぱり '' ティファニーで朝食を '' かな！』


陣平「不朽の名作だからな。」


『うん！ショーウィンドウ見ながらクロワッサン食べるだなんて、あんな贅沢ないよ！』


陣平「嬉しそう。早速観るか。」


コーヒーとお菓子を出して、早速映画を観始める。


何度も観たはずなのに、いつ見ても胸の奥が熱くなる。これが感動というものだろう。


時折横を向いて、陣平くんの姿を観ると、真剣な表情で映画魅入ってた。


私の観たい映画だから、飽きちゃうかなって思ったけど良かった。


『んーーやっぱり最高だなぁ』


陣平「集中してたから、あっという間だったな。」


『勝手に恋愛映画なんて、陣平くん興味ないだろうなって決めつけてた。』


陣平「若菜のおすすめだから、俺も一緒に観て同じ気持ち味わいたかった。」


なんて優しい笑みで言う彼。


その姿は映画に出てきたハリウッド俳優よりも魅力的だった。


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作者のりーこです！


前回の陣平くんの質問コーナーのように、若菜ちゃんの質問コーナーをやりたいので、質問があればぜひコメント欄に書いて下さい！私への質問でも何でも構いません！笑

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