この恋は結ばれてはいけません【松田陣平】

18話 陣平side ページ19

警察学校の分解魔こと松田陣平は悩んでいた。


どの部署に行こうか悩んでいる？
いや彼はもちろん爆発物処理班に行くと決めている。


鬼塚教官からシゴキを受けて悩んでいる？
申し訳ないが、彼にとってそんな事悩みに入らない


正解は恋に関する悩みだ。


彼はどうやってスマートにデートに誘おうか、夜眠れなくなるほど悩んでいた。


陣平「やっぱサラッと今度ここ行かねぇかって言うのが自然か…？いや、メッセージで言うか…？」


なん独り言を、部屋で呟きながら、部屋の中を歩き回るほどだ。


研二「陣平ちゃーん！今からみんなで飯行くんだけど陣平ちゃんもどう？……って、何してんの？」


陣平「別に何もねぇよ。着替えてすぐ行く。」


サッと着替え、いつものメンツ5人で飲み屋へ行った。


伊達「ぷはぁっ！やっぱビールはたまんねぇな！」


景光「ここ、おつまみすごく美味しいよね。ビールに合って、お酒が進むよ。」


研二「やっぱこういう時する話といったら、恋バナしかないっしょ！はい陣平ちゃん、なんか話して。」


陣平「は？なんで俺なんだよ。彼女持ちの班長でいいだろ。」


研二「いいじゃん！」


零「俺も松田の今の恋愛事情気になるぞ。さっきそれで部屋の中ウロウロしてたんだろ？」


陣平「ﾁｯ…勘のいい奴らばっかで、嫌になるぜ。」


そう言いつつも、彼はポツポツと今の若菜との関係を話し出したのである。

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