◾︎ 46 ページ7
・
2人が去った後、周りはすごく騒がしいのに、私達の間には沈黙が流れる
『 ありがとう……』
陣平「 ったく、慣れねぇ所で走ってどっか行くな 」
『 ごめんなさい、気をつけます…… 』
せっかく久しぶりに2人で旅行に来れたのに、1人で舞い上がっちゃって馬鹿だな私……
「 アンタ、男前な旦那さんもらったなぁ。羨ましいわ。」
私達の会話を聞いていた、たこ焼き屋の奥さんが、突然そう言って話しかけてくる
『 あ、ありがとうございます…… 』
「 久しぶりにキュンキュンしてもうたわ！特別にたこ焼きワンパックサービスするわ！ 」
『 いや、大丈夫ですよ！お金払うんで！ 』
「 気にせんといて！夫婦で旅行来たんやろ？次いつ来れるか分からんのやから、今のうちに食べてき！はいお待ちどうさま！熱いうちに食べて！」
そして、奥さんのご好意でたこ焼きをサービスしてもらった
陣平「 うめぇ 」
『 やっぱり本場は違うね 』
たこ焼きさんの奥さんのおかげで、さっきまでの空気が変わって本当にありがたい
そして、たこ焼きを食べ終わり、再び道頓堀を散策しようとした時＿＿＿＿
『 ……！どうしたの……！？ 』
何故か突然手を繋がれて
陣平「 さっきみてぇに勝手にどっか行かねぇように。繋いでたら離れねぇだろ？ 」
『 そ…そうだね……！ 』
さっきビリケンさんの足の裏を撫でて良かったと、心の底から思った
陣平「 顔赤、今更手繋ぐの恥ずかしがってんのか？ 」
『 だって急に繋ぐから……！心臓に悪いっていうか……久しぶりに繋ぐし 』
陣平「 じゃあやめるか？ 」
『 やめない……！ 』
私の気持ちを分かっててこんな事を言ってくる、こういう意地悪なところも私は好きなんだ＿＿＿＿
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1048人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りーこ(プロフ) - 泉さん» ありがとうございます🥹頑張って更新していきますね✊🏻 ̖́- (4月5日 18時) (
レス) id: d49ab6f07e (このIDを非表示/違反報告)
泉 - 続き楽しみにしてます！ 頑張って下さい！ (4月4日 23時) (レス) @page20 id: 5bd30ec6cb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りーこ | 作成日時：2024年3月6日 21時
