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「 ダメっつーことは分かってるけど、俺諦められねぇ 」
そんな彼の言葉に、私は心が揺れる。なんて思っていると＿＿＿＿＿
蘭「 許せない………Aさんが結婚してること知ってて、付き合って欲しいだなんて……… 」
そんな言葉が聞こえてきて、振り返ってみるとそこには何故か蘭ちゃんがいて
『 蘭ちゃん………！？ 』
そして蘭ちゃんはお得意の空手で、彼に蹴りを入れようとしていて、止めようとした時には遅かった
しかし、彼が蘭ちゃんの足を止めたおかげで何とかなった
陣平「 ………どういう状況だよ 」
また聞き慣れた声がすると思ったら、振り返ると陣平がやって来てきて
『 陣平………！！ 』
「 兄貴！！ 」
蘭・コナン「「 あ、兄貴………？ 」」
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『 改めて紹介するね。彼は弟の、牧野
翔「 どーも 」
『 でも、まさか不倫と勘違いされるなんて思わなかった！ 』
蘭「 だって、何回もAさんに告白してたから……！ 」
『 それは翔が好きな子に告白したいって言うから、私が告白の練習付き合ってただけだよ！ 』
コナン「 じゃあさっきの “ ダメだって分かってるけど、本気で好き ” って言うのは………… 」
翔「 その相手、好きな人いるらしくて、ダメって分かってるけど諦められねぇっつー意味だ 」
『 これでスッキリした？ 』
蘭「 はい……… 」
陣平「 ったく人騒がせなヤツらめ 」
蘭「 だって、Aさんがこんなチャラチャラしてる人といたら、こっちビックリするじゃないですか！ 」
『 まぁ見た目はチャラチャラしてるね 』
翔「 格闘家に見た目何て関係ねぇからな 」
コナン「 お兄さん格闘家なの？ 」
翔「 おうよ。今度プロデビュー戦なんだ。 」
陣平「 おーついにデビュー戦か。頑張れよ。」
翔「 勿論っす！兄貴のおかげで本気で格闘家になろうと思ったんすから！ 」
陣平が結婚の挨拶で私の家に来た時、格闘技がきっかけで2人は仲良くなり、翔は兄貴と呼んで慕っている
義理の兄弟というか、師弟関係と言った方がいいかもしれない
翔「 そろそろ約束の時間だから行くわ 」
『 頑張って〜。振られたら、ご飯でも奢るよ。 』
翔「 それは避けてぇな 」
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作者名：りーこ | 作成日時：2024年3月6日 21時
