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『 ねぇ陣平の行きたいって所ってどこなの？行くならそろそろ移動した方がいいんじゃない？もう暗いし 』
海遊館周辺を散策し、もう充分満喫した頃彼の行きたい所を思い出す
陣平「 その必要はねぇよ 」
『 え？ 』
陣平「 なんならここ来てからずっと、視界に入ってくるじゃねぇか 」
『 それって………もしかして 』
思い当たる場所は1つしかない
『 あの観覧車……？ 』
陣平「 やっとか。早く乗りに行くぞ。」
『 うん……… 』
でも、どうして観覧車……？陣平ってこういうアトラクションとか好きだっけ？
よく状況が分からないまま、列に並んで、あっという間にゴンドラへ
『 すご……夜景綺麗 』
夜のオシャレな景色についうっとり魅入ってしまう
『 何でここに来たかったの？陣平観覧車とか好きだっけ？ 』
陣平「 修学旅行ん時、Aが行きたいって言ってたから 」
『 え…… 』
陣平「 自由時間で観覧車乗れなくて、Aが “ 次大阪来た時乗ろう ”って俺に言ったんだ 」
そうだ………恋人がよく行くスポットだからって、私行きたいって言ってたんだ！
『 ごめん！私全然覚えてなくって…… 』
陣平「 覚えてなくても仕方ねぇだろ。俺と違って、Aはダチが多くて、他にも大事にしなきゃいけねぇもんがあっただろうしな。 」
なんて言われる
『 …………そうかもしれないけど、陣平との思い出は今までも、その……これからも、大事にしていきたいから………！だから、少しでも薄情な奴だって思ったなら、嫌だってちゃんと言って欲しい……！ 』
陣平「 ……………A 」
今も昔も、ずっと1番大事だったのは陣平なのに……どうして、こんな約束すら忘れていたんだろう＿＿＿＿＿
でも、忘れたことを陣平が言うような理由のせいにしたくない
陣平「 ンな10年も前の事なんだから、忘れても当然だ。別に気にしてねぇよ。」
『 でも陣平覚えてたじゃん…… 』
陣平「 ンな気にすることじゃねぇだろ 」
『 気にするよ！海遊館の時の事も、今の事も自分の言った言葉全然覚えてなくて……んんっ！ 』
言いかけた言葉は陣平の唇によって塞がれた
『 …………な、んで 』
実に3年ぶりのキスだった
陣平「 俺が気にしてねぇんだから、これ以上何も言うな。今は景色目に焼き付けとけ。」
『 う、うん…… 』
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りーこ(プロフ) - 泉さん» ありがとうございます🥹頑張って更新していきますね✊🏻 ̖́- (4月5日 18時) (
レス) id: d49ab6f07e (このIDを非表示/違反報告)
泉 - 続き楽しみにしてます！ 頑張って下さい！ (4月4日 23時) (レス) @page20 id: 5bd30ec6cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りーこ | 作成日時：2024年3月6日 21時
