彼女を振り向かせたい。【松田陣平】

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美和子「 最近松田くんとはどうなのよ 」




『 どうって？ 』




今日は由美ちゃん、美和子ちゃんと3人で飲みに来ている。勿論、全員彼氏からの許可をもらって。




美和子「 仲良くやってるのかってことよ。松田くん、プライベートの話全くしないから、こうやってAちゃんと会えたときにしか聞けないのよ。 」




由美「 私、未だに松田くんと付き合ってんの信じられないんだけど 」




『 何で！ 』




由美「 いや、だってさ松田くんって “ 一匹狼！ ” って感じじゃん？恋とかそういうの興味ないって思ってたからさ 」




美和子「 確かに想像出来ないわよね 」




由美「 2人でいる時どんな感じなのよ〜？ 」




『 どんな感じ………猫、みたいかな。普段は皆が想像してるツンツンな感じなんだけど、気まぐれに甘えてくるみたいな 』




由美「 え、松田くんって甘えんの……？ 」




由美ちゃんは陣平を何だと思ってるんだろうか、まぁそう思われてもおかしくないような人だけど




『 うん。この間も急に向こうからどっか行こうって誘ってきたし。ビックリしちゃった。』




美和子「 いいじゃない。楽しんできてね。 」




『 ありがと。あ！ 』




由美「 急にどうしたの 」




『 最近仕事着と部屋着ばっかで、デート用の服ない…… 』




由美「 何かないの？いい感じのやつ 」




『 ないです……… 』




美和子「 ネットで何かいいやつ買ったら？早いと3日くらいで来るから、デートまでに間に合うし 」




『 買ってみる 』

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