彼女を振り向かせたい。【松田陣平】

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side 松田陣平




研二「 え、Aちゃんが推しに夢中？ 」




一服中に、急に萩にAとのことを聞かれたので、Aが推しに夢中だということを話した




陣平「 名前忘れたけど、韓国のアイドルグループ 」




研二「 もしかしてこのグループ？ 」




なんてスマホの画面を見せられる




陣平「 あーそれだ。確かこの1番背高ぇ奴が好きって言ってたな 」




研二「 マジ？陣平ちゃんと正反対じゃん 」




だからどうしたら分かんねぇだよと、心の中でつっこむ




研二「 じゃあこの子に寄せるとかは？ 」




陣平「 寄せる？ 」




研二「 今調べたところ、この子めちゃくちゃ甘えん坊らしいよ。よくメンバーにくっついてるとか何とか 」




俺が甘える………？想像したら、とんでもなく可笑しくて出来るなんてしない




そりゃあ俺だって人間で、甘えたい時だってある




でも、大人になるにつれて甘え方が分かんなくなって、1人で何とかすることが多くなった




研二「 たまには甘えてみたら？ほらギャップ萌えみたいなさ！？ 」




陣平「 気が向いたらな 」




研二「 えー今日甘えなよ！思い立ったが吉日ってことわざ知らないの！？ 」




陣平「 今日会う予定じゃねぇし 」




次会うのは、金曜か




そん時俺甘えられっかな……

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