◽︎ 01 ページ3
・
side 松田陣平
俺の彼女には
約半年前、韓国のオーディション番組で数多くの応募者から勝ち抜き、デビューした7人組アイドルグループのうちの1人だ
それも、メンバーで一番背が高く、ビジュアル担当と呼ばれる奴だ
茶髪で、愛想が良く、笑顔が可愛いという、何とも俺とは正反対な奴
A曰く、“ 普段は可愛いのに、ステージに立つとカッコいいっていうギャップが堪らない!” というのが魅力らしい
まぁ確かに、男の俺から見てもカッコイイと思う。それに、推しがいることも良いことだと思っている。
だが推しばかり優先されるのは、恋人である俺からしたら、どこか癪な部分もある
だから、これからAを振り向かせようと思う
現に、目の前にいるAは_____
『 あーこのMVのビジュやばい。一生見てられる。』
なんて、ソファでスマホを観ながら言っている
陣平「 明日早ぇんだろ?もう寝た方がいいんじゃねぇか? 」
『 んーあとちょっと 』
そう言って寝る様子はない
こうなったら_____
『 わっ……!何!? 』
俺はAのスマホを奪い、ソファに押し倒す
陣平「 そんな寝たくねぇなら、俺とこれから
こんな事言われたら、流石のAも俺の事しか考えられなくなるだろ
『 陣平_____ 』
さぁ、なんて言う?
『 そのセリフ、この間ドラマで推しが好きな女の子に言うセリフにそっくり!! 』
陣平「 は? 」
『 シチュエーションも本当ドラマ通り! 』
なんて言って、Aははしゃぐ。そんなつもり全く無かったのに。
『 いやぁ、推しのドラマと同じシチュ体験できて良い夢見れそうだから寝るね!おやすみ! 』
陣平「 お、おう…… 」
どうやら、Aを振り向かせるのは険しい道のりのようだ
148人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りーこ(プロフ) - yuka.125さん» ありがとうございます!これからも頑張りますので、応援頂けると幸いです🥹 (2月7日 9時) (レス) id: d49ab6f07e (このIDを非表示/違反報告)
yuka.125(プロフ) - とても面白かったです!これからも頑張ってください! (2月7日 7時) (レス) @page13 id: 6cd4b73c69 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:りーこ | 作成日時:2024年1月2日 0時