彼氏が乙女心を知らないのだが【松田陣平】

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side 松田陣平




『 欲しかったアイシャドウ買えて良かった…… 』




Aはキラキラした瞳で、大事そうにさっき買ったばかりの物を抱える




あー……可愛い




陣平「 そりゃーよーござんしたねぇ 」




色んな所連れ回されるのも、Aになら嫌じゃねぇし、今みたいな喜んでる姿を見ると、毎回連れて来てよかったと思う




『 今度服見たい！ 』




陣平「 なら上の階だな 」




なんて会話していると




コナン「 あれ、もしかして松田刑事？ 」




振り返ると、何故かそこにはメガネの坊主達が




『 あ、コナンくん達！ 』




阿笠「 おや、高橋刑事か！いつもと雰囲気が違うから気づかんかったわい！」




歩美「 すっごく可愛い！」




『 本当！？ありがとう！ 』




陣平「 なんでアンタらがここにいんだよ 」




元太「 今日このデパートで仮面ヤイバーショーがやんだよ！だから博士に連れて来てもらったんだぜ！ 」




光彦「 それに色んなグッズが買えるんですよ！」




道理で子供が多いと思ってたが、そういう事か




哀「 あら、そのショッパー、NARSじゃない 」




『 分かる？さっき買ったんだー 』




Aは、謎に大人びてる奴と楽しそうに話し出した。それと同時に俺はガキ共にいじられ始めた。




元太「 2人の時手繋がねぇのかよ 」




光彦「 ちゃんと女性を立ててあげないとですよ！ 」




コナン「 歩幅合わせないとダメだよ？ 」




なんで俺は小学生のガキにアドバイスされてんだ……




阿笠「 君達。そろそろ行かんと、良い席取られるぞ 」




歩美「 じゃあ私達行くね！デート楽しんでね！ 」




『 みんなもね 』




そして嵐は過ぎ去り、やっと2人に戻る




陣平「 俺らも行くか 」




『 そうだね 』




“ 手繋がねぇのかよ ” さっき言われた言葉を思い出す




勿論、繋げるものなら繋ぎたい。だが、さっきみてぇにいつ誰に会って見られるか分かんねぇし、Aの手ちっせぇから加減分かんねぇんだよな……

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