彼氏が乙女心を知らないのだが【松田陣平】

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美和子「 こういう時の話題と言ったら、やっぱり恋バナしかないわよね。あ、じゃあ2人の初恋は？」




さっきまでの警察学校時代の話と打って変わって、キラキラした乙女な顔で聞いてくる




『 小3の時、友達の家で花より〇子読んで、花〇類好きになったのが初めてかも 』




高木「 まさかの漫画ですか 」




『 だって超カッコイイじゃん！ああいう王子様みたいな人好きなんだよね 』




美和子「 どうみても松田くん、道〇寺司じゃない！」




『 そうなんだよね！私も何度そう思ったか…上からなとことか、自分勝手なとことか本当そっくりだよね… 』




陣平「 そんな男に惚れたのはどこのどいつだよ 」




『 ほら、そういうとこ。そうやって子供みたいにすぐ突っかかってくるのやめたら？』




陣平「 お前だって、ずっと子供用歯磨き使いやがって子供じゃねぇか 」




『 歯磨きが子供でも、中身は大人だから。大体、そっちが使ってる歯磨き粉が辛すぎるだけしょ。』




陣平「 普通だろ。お前が俺ん家にもそのガキの歯磨き粉置いてるせいで、たまに朝間違えんだよ。そろそろ持って帰れ。」




『 そっちだって、私の家にライター置いて帰んじゃん。覚えてる限りでも3個はあるからね。それにこの間はセブンスター1箱カウンターに置きっぱだったんだけど。』




陣平「 お前もこの間俺ん家にリップ忘れてたぞ 」




『 え、それってもしかしてジルの限定のやつ！？ 』




陣平「 よく分かんねぇけど、お前が好きそうなピンクのやつ。蓋の先端が鏡になってたな 」




『 絶対それだ……ずっと無くしたもんだって思って、ショックだったんだよね……今日取りに行ってもいい？』




陣平「 明日早ぇんだよ 」




『 一生のお願い！あれ1番好きなやつなの！』




陣平「 一生のお願いここで使うんじゃねぇよ 」




『 何でもする！朝ご飯作ります、何なら夜も作っとくから！』




美和子「 へーなんだかんだお互いの家行ってるんだ 」



『 へ！？ 』




陣平「 こいつの家の方が署に近ぇから行ってるだけだ」




研二「 もぉ照れちゃって！ 」




陣平「 照れてねぇ 」

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【プチ情報】

漫画の話になった時、読むタイプ違いすぎて話噛み合わなかったから、お互いのオススメの漫画読み合ったことがあるよ！


ちなみにAちゃんはあしたの〇ョー読んで、松田刑事はセーラー〇ーン読んだよ！

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