. JKside ページ9
夢を見た
とても長い、体が浮くような心地よい夢だった
夢の中でのテヒョンイヒョンと僕は、アイドルでなくただの一般人だった
そこでは異性同士のカップルと同じように同性のカップルもいて、差別なんてない、綺麗な世界だった
ヒョンと手を繋いで外に出ても人目も気にしないで、ただただヒョンとの時間を思う存分楽しんでいた
そこでは僕はヒョンのことを"テヒョンア"と呼んでいた
そう呼ぶと、可愛い顔で、なぁに？と返してくる
"ジョングガ！こっちだよー！"
遠くから名前を呼ばれる
テヒョンイヒョンだ
さっきまで隣にいたのに
僕らの間には大きな亀裂があって、どれだけ近づいても距離は縮まない
"僕を忘れちゃったの？"
そんなことない
忘れるはずなんて…
"もう僕ら、おしまいだね"
距離は離れているのに耳元に響くヒョンの悲しそうな声
"バイバイ"
JK「待って！！！」
やっと声を出せたと思ったら、見覚えのある部屋にいた
JM「びっ、くりしたぁ
大丈夫？うなされてたけど
でもあんなことされればそりゃうなされるのも当然…」
JK「大丈夫です
…そんなことよりヒョンは？！」
JM「僕？」
JK「テヒョンイヒョンですよ！」
JM「さっき出てったけど」
JK「どこにですか？！」
JM「ちょ、落ち着いて
それよりグガ、テヒョンのこと思い出したの？」
JK「……全部
僕が、ずっとテヒョンイヒョンを忘れてたことが考えられないくらい
ずっと、長い夢を見てたみたいだけど、
でも僕、ジミニヒョンにもテヒョンイヒョンにも酷いことを、っ」
JM「…いいよ、僕はなんとも無かったんだし」
暫く沈黙が続いたがそれを破ったのはジミニヒョン
JM「あ、テヒョンアの場所だっけ？
ふふっ、僕よりグガの方が詳しいと思うけど？」
悪戯っ子みたいに、ニヤッと笑いヒョンが指差した先には僕の携帯が置いてあった
JK「…探してきます」
JM「ん、ちゃんと全部伝えるんだよ」
宿舎を出て急いで事務所に向かう
大事なことを忘れてしまっていたみたいだ
大事な人で、ずっと傍にいたくて、やっと手に掴んだ幸せだったのに
テヒョンイヒョンを忘れていた時、確かに心のどこかで誰かが叫んでいた
それが何かはわからない
けど、それを今声にしなきゃいけない
JK「っ、ヒョン！」
事務所の屋上に上がり、やっと見つけた
愛する人を、やっと
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CROOKED(プロフ) - ちむたんさん» ちむたんさんはじめまして！コメントありがとうございます！本当に嬉しい泣なんかスピード感早すぎるなって思ってたんですけどそう言っていただけると本当に嬉しいですっ！10000hoursはもう静かに鼻血を流して見守ります（え？）笑頑張りますね！ (2020年8月7日 12時) (
レス) id: 23f89516bf (このIDを非表示/違反報告)
ちむたん - はじめまして、ちむたんと申します！いや〜、大根の力で記憶を取り戻すとは…(笑)記憶喪失編とっても面白かったです！！10000hoursは、もうそういうことでいいんですよね！(いや、どいうこと？)応援してます！！更新頑張ってください！！！ (2020年8月7日 10時) (レス) id: eb6521bf0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：CROOKED
| 作成日時：2020年7月22日 2時
