Seven Lens 【BTS】

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それから、多忙の数ヶ月が続いた


私がマネージャーになって初めてのツアーが始まり
忙しいなんて言葉じゃ表せないほど大変だった


もうこの時からプライベート撮影は始まっていた



プライベートと言っても皆さんご存じ舞台の裏側の撮影ですがね



住み込みはツアーが一段落してから始まるため、まだもう少し先だ



私は彼らのマネージャーとしても、仕事の質を落とさないように撮影にも挑んだ



今はツアー6カ国目が終わり、2週間後には日本での公演が待っている



この数ヶ月は大変だったが、彼らを撮るのは本当に楽しかった



CN「A君の良いと思った絵は自由に撮ってもらいたい
それがそのままARMY達の手元に行くから


君の腕に期待しているよ」



社長に言われた言葉は私を奮い立たせた
誰かに期待されるのなんて本当に久し振りだったから



昔お父さんにカメラを誉めてもらった時の言葉は今も忘れない




“Aは人を撮るのが特にうまいなぁ
将来は世界中から期待されるカメラマンになれるぞ”




私の頭を撫でながら誇らしい顔で笑っていたお父さん


でも、私がカメラマンになりたいと言った時は反対だとも言ったお父さん



もちろん、本気にするなんて思っていなかったんだと思う


悔しかった


だから、社長に期待してると言われたときは心の底に熱く感じる何かが沸き上がってきた



『あの、フォトブックが出たときに私の名前って載るんですか？』



絶対に、見ているなんて確信はない



CN「？

ああ、勿論だ」



『そうですか…』



見てくれていると期待していないと言ったら嘘になる



まずお父さんたちは私が韓国にいることすら知らないはずだ



でも、一人前になったことを二人に見せたい




それまでは両親には会わないことを自分と約束した









一週間後は、日本でのツアーが始まる

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