0 ページ2
・
≪できそこない≫
知っているよ
≪アンタなんか産まなければよかった≫
酷いなぁ
≪生きていること自体が貴方の恥よ≫
…何故だい?
≪気持ち悪いったらありゃしない≫
私…怪物でもない人間なんだけどな?
≪早く出て行ってちょうだい!視界に入れたくないわ≫
でも、まだ住んでいるしなぁ
≪貴方が__だったら生贄にでもしたのに…!≫
生贄なんて、物騒な事を言わないでおくれよ
≪貴方がいるだけで不幸が起きるのよ≫
≪私は、貴方の母親なんかじゃないの!!≫
≪…引き取るのは無理よ!この子は__なんだから!≫
≪神様の元から産まれた失敗作なのよ?貴方は≫
≪貴方は誰からも必要とされていない≫
いらない子
価値がない
貴方がいるだけで
失敗作
役立たず
醜い
なんのために生きているのか
ゴミ
貴方なんかいなければ
…もう、本当にうるさいなぁ
君達に何が分かるんだい?
保身やお金、地位や名誉にしか興味がない君達に。
君達には、少なからず親もいて
愛情だって貰っているだろう?
これ以上何を望むんだい?
私には、いなかったというのに。
親の顔を覚えている君達と親の顔すら分からない私
愛情を注いで貰った君達と愛情などない私
……もう、これで分かっただろう??
私の言いたいことが
分かったのなら私に口出しをしないことだね。
いいかい?
私は、私でどこにでもいる"人間"
できそこないなんかじゃない"人間"
人間は、みんな生きているだけで偉いんだよ
だって、死ぬのは簡単だろう?
まだ、死んでない辺り偉いよ。
でも…君達の様な人間もどきには一生この理論が
分からないだろう?
そのまま分からないまま君達は
『死んで、地獄に落ちていくんだろうね』
続く (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←学生書類
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:123 | 作成日時:2022年4月30日 18時