13話 ページ18
それから私は何とか他の2人とも目を合わせて話せるようになった。偉い私。
そして私が自由に泳げるようにとモストロ・ラウンジというカフェの横にある大きな水槽に入れてもらうことになった。
17歳でカフェ経営って…アズールくんすごいなぁ
「いーいA?ここの水大丈夫そう?」
『うん。珊瑚の海より暖かくてちょうどいいよ』
「そっかぁ。じゃあいれるよー」
水槽が傾けられ水が流れる。
その水に身を任せるように大きな水槽に入った。
『(うん。ちょうどいい水温だ)』
久しぶり、と言ってもたった数時間だが身体をめいいっぱい伸ばす。
『(さて、住処探さなきゃ)』
底を泳いでいるとちょうどいいサンゴ礁が目に入った。
近寄ってみると私がちょうど隠れることが出来るぐらいの大きさ。
これは…とてもいいかもしれない。
ここなら身を隠せるしフロイド達が仕事をしている所を見れる。それに陸の人間の観察もできる。
うん、ここにしよう。
せっせと砂を少しどかして珊瑚の隙間へと潜り目を瞑った。
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フロイドside
Aを上から水槽に入れて急いで下に戻り観察する。
しばらく海底をウロウロした後サンゴ礁を見つけたらしく一目散にそちらに泳いで行った。
実はあのサンゴ礁は元々あったものじゃない。
俺がAを連れてくると決めた時にアズールに頼んで作った場所なのだ。
,
俺とAが出会った場所よりは小さいけど、Aのためにオレが作った場所。
気に入ってくれたのかサンゴの隙間を広げて目を瞑っていた。
寝たのかぁ…
『(やっぱりあの大きさでちょうどよかったな。小さいAにはピッタリだ。)』
『(早く、元の姿のAをみたい。
元の姿に戻ったあと、俺と同じように陸の人間になれる薬も飲んでもらおう。
そしてAを色んなところに連れて行って…考えるだけでもワクワクしてきた。
今まで楽しめなかった分、たくさんオレが楽しませてあげよう)』
眠っているAを眺めながらそんなことを思った。
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「アレ絶対に恋してる顔ですよ」
「Aさんもフロイドのことがおそらく好きですよ。まあ、本人達は恋だとは思ってないようですけど」
「「(いつ気づくのやら)」」
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ラムネ - めっちゃ書き方上手だし、最高!投稿頑張ってください! (2022年5月4日 16時) (レス) @page24 id: 4774474826 (このIDを非表示/違反報告)
クリア(プロフ) - ゆっずーさん» お返事遅くなりました!泣いたとはΣ(゚ロ゚;)たまたま水族館の映像みている時に小さいサメを見て思いついた話なので見たいただけて嬉しいです。ありがとうございます! (2020年10月22日 18時) (レス) id: 87916d196f (このIDを非表示/違反報告)
クリア(プロフ) - フロイドLoveさん» お返事遅くなりました!幸せと言って頂けて嬉しいです…!ありがとうございます(´;ω;`) (2020年10月22日 18時) (レス) id: 87916d196f (このIDを非表示/違反報告)
ゆっずー(プロフ) - 見るの遅れましたが、なんかもう、(話が)素敵すぎて(フロイドが)カッコよ過ぎて(フロイドが)好きすぎて泣きました。←実話 そして、続編おめでとうございます!今から見てきますね!これからも応援します! (2020年10月19日 9時) (レス) id: 9d94954881 (このIDを非表示/違反報告)
フロイドLove - フロイドほんとに大好きで、この小説に巡り会えて私は幸せですっ(*´∀`)♪こからも応援しています! (2020年10月6日 22時) (レス) id: fa31eb8a74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:クリア | 作成日時:2020年8月29日 23時