あとがき ページ48
・
そして私は気がつけば小瀧くんの腕の中にいた。
望「そういうのは男から言わせてくれへん?」
A「え?」
いきなりのことに頭が回らない。
望「ずっと前から好きでした」
小瀧くんは私からそっと離れて前に立ち、
望「俺と付き合ってください」
私の目を見てそう言った。
・
しばらく時が止まったように感じた。
公園で遊んでいる小学生の声も車の音も
いまは聞こえない。
いま聞こえるのは自分の心臓の音
頭の中では小瀧くんの言葉がループしていた。
望「……あかん?」
ううん、そんなことないで。
そう言いたいけど、嬉しすぎて涙が溢れて言葉が出ない。
やから私は思いっきり首を横に振った。
そして、今度は私から小瀧くんに抱きついた。
私よりも何センチも身長が高い彼の胸に私はすっぽりと埋まった。
そして、彼の胸の中で
A「お願いします」
と答えると、私を抱きしめる力を強くして
望「俺幸せやわ〜」
そう言った。
私やって、幸せやで?
望「大好きやで…A」
出会ってから初めて、
下の名前で…よびすてで呼ばれた。
それなら私もっ………
A「私も大好きやで……望」
少し頬を赤く染めた彼からの
初めてのキスはちょっぴり甘酸っぱかった。
__________100% I Love You Fin.
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作者名:えぬ。 | 作成日時:2018年3月9日 23時