26 ページ28
望side
重岡さんが学校を休んだからなのか流星が真面目に授業を受けていた。
なんで重岡さんは学校を休んだんか気になった俺は
流星に聞いてみた。
せやけど、原因は分からかった。
今度は流星から聞かれた。
流星「望が俺らと一緒にお昼食べへんくなったんって彼女と食べるからなん?」
は?彼女?
望「え、俺彼女おらんけど…」
そういうと流星は驚いた顔をした。
流星「え、じゃあいつも一緒にお昼食べてるんは誰なん?」
望「あれ彼女ちゃうで?別にただの友達…なんかな?」
いや、友達でもないやんな…まだ名前知らんし←
流星「どういうこと?」
俺は、一緒にお昼を食べなくなった日の朝に起こった出来事とそれからのことを全て流星に話した。
俺が話終えると、ハッと何かを思い出したような表情になり、
流星「ありがとうな、望!」
そう言ってカバンを持って走って教室を出ていった。
望「お、おう」
流星の今まで見たことのない表情に圧倒され俺は小さくそう言うことしか出来なかった。
俺もカバンを持って久しぶりにひとりで帰路に着く。
望「夜、重岡さんに連絡してみようかな」
帰りの電車に揺られ、ボソッと呟いた。
夜の9時頃
望「学校休んだってことは体調悪かったんよな?てことはもう寝てる?いや、さっきまで寝てたから今は起きてるとか?いや、でもお風呂入ってるかもしれんしな………」
ブツブツ独り言を呟きながら、部屋をぐるぐると歩き回る。
やけど、ずっと悩んでても仕方ない。
望「よしっ」
勇気を出して通話ボタンを押す。
______プルルルルル
呼び出し音がしばらくの間なり続ける。
望「やっぱり出えへんかな……」
切ろうかなと思っていたその時
______ガチャ
A「小瀧…くん?」
電話から重岡さんの声が聞こえた。
・
評価お願いします
113人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:えぬ。 | 作成日時:2018年3月9日 23時