完全リクエスト 短編小説３

ゆとけと ページ6

岡本side

撮影中はなんとかなったんだけど……
楽屋について……

岡本「うっ…………」
猛烈な吐き気が襲ってきた。

俺は急いでトイレに向かった。




岡本「うっ……ｹﾞﾎｹﾞﾎ……ｵｪ……ｹﾞﾎｹﾞﾎ」
そしたら後ろから

「圭人大丈夫！？」

という声が聞こえた。

岡本「裕翔……」
中島「もう早く帰ろ？薮くんには予定あるからって言ってあるから大丈夫」
岡本「うん」

そうは言ったものの歩く体力が無い。
というより立つ力も無い。

倒れそうになった俺を裕翔が支えてくれた。


中島「俺ん家来な」
岡本「うん」

今の俺には「大丈夫」という力は残っていなかった。









裕翔の家に行くとすぐにソファーに下ろしてくれて布団をかけてくれた。

中島「お粥作るから出来るまで寝てていいよ。出来たら起こすよ」
俺は頷いた。


しばらくしたら俺はいつの間にか夢の中……









中島「と……けーと……圭人？？？」
岡本「ん…………」

中島「お粥出来たよ」

俺はゆっくりと体を起こした。


中島「はい、あーん」
岡本「ん……ﾊﾟｸｯ」

少し照れくさかったけど……

岡本「おいひい」

そう言うと裕翔は笑ってくれた。


全部食べ終わると裕翔が薬と冷えピタをもってきてくれた。

中島「はい、飲んで」
岡本「うん」


薬はそこまで苦手じゃないからすんなり飲めた。

中島「圭人、寝ていいよ？さっき圭人が寝てる時に熱はかったら結構あったから……」
そういいながら俺の頭に冷えピタを貼ってくれた。


しばらく裕翔は隣にいて手を握ってくれていた。
そのおかげですぐに寝れた。

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