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知念side
目を開けると伊野ちゃんがすぐそばにいた。
すると後ろから大ちゃんの声が聞こえた。
有岡「ごめん!遅れ……て……ってみんなどうしたの?」
そりゃそうだよね。
伊野尾「あれだよあれ!詳しいことは後で話すから知念の看病手伝って」
伊野ちゃんがそう言うと大ちゃんは思い出したかのように
有岡「あー、胃腸炎ね」
と言ってきた。
きっと7の誰もが思ったこと……
_____大ちゃんも気づいてたの?
と……
僕が腹痛を訴えたころから7のみんながだんだん体調を崩していってる。
それも症状はみんな同じ……
僕は病院に行って『胃腸炎』と診断されたが誰にも言わなかった。
だって……言ったら迷惑かけちゃうから……
そう思ってたけど体は限界まできていて力尽きて倒れてしまった。
そんな僕に一番に気がついたのは伊野ちゃんだった。
伊野尾「知念大丈夫!?」
答えたかったけど息が上手くできなかった。
その後みんな僕のことを見ててくれたんだけど僕は涼介と裕翔と圭人が心配だった。
BESTのみんなはもともと気がついていたのか誰が誰を見るのかを決めていた。
そこには大ちゃんの姿はなかったが伊野ちゃんと僕を見てくれるらしい。
ありがたいんだけど……
少し心配……
僕は病気にかかると治るのにとてつもなく時間がかかる。
伊野ちゃんと大ちゃんに迷惑かけないように早く治さないと……
そう思うが……体は心と反対の動きをする。
余計に辛くなる。
知念「うっ……ハァハァハァ」
吐き気が襲ってきた。
伊野尾「知念、ここに出しちゃって」
僕は伊野ちゃんに差し出された袋に残っていたものを全て出した。
大ちゃんはタオルで拭いてくれたりした。
伊野尾「知念……今日は俺ん家泊まりな」
知念「でも……」
伊野尾「知念絶対に無理するから!早く治したいんでしょ?」
僕は小さく頷く
伊野尾「じゃあちゃんと泊まりな?もちろん大ちゃんもね?」
有岡「分かってるよ」
伊野尾「薮ー!ちょっと俺と大ちゃんと知念、先帰るね」
薮「わかったー!知念をよろしくな」
伊野尾「うん!」
有岡「任せとけ!!」
伊野ちゃんは僕をヒョイっと背負い、大ちゃんは僕と伊野ちゃんと自分の荷物を持って歩いている。
いつも優しい伊野ちゃんと大ちゃん……
今日はいつも以上に優しいと感じた。
それを感じさせたのは伊野ちゃんの背中の温もりだった。
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れーな(プロフ) - まなさん» 分かりました!ありがとうございます(〃・д・) -д-))ペコリン (2016年8月4日 18時) (レス) id: 3be6affb0d (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - ありがとうございます!気長に待ってます。私の作品もリクエスト募集しているのでリクエストできればお願いします (2016年8月4日 18時) (レス) id: b1352a31ee (このIDを非表示/違反報告)
れーな(プロフ) - まなさん» リクエストありがとうございます!少し時間がかかりますが書きますね! (2016年8月3日 19時) (レス) id: 3be6affb0d (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - 今ってリクエスト受付してますか?もししてたら、光君がインフルだったのに我慢してしまい、だけどメンバーに気づかれるというのをお願いします。 (2016年8月3日 13時) (レス) id: b1352a31ee (このIDを非表示/違反報告)
れーな(プロフ) - 抹茶さん» 指摘?ありがとうございます!これから気をつけますね! (2016年7月19日 19時) (レス) id: 3be6affb0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:えぬ。 | 作成日時:2016年5月14日 11時