完全リクエスト 短編小説３

７（Waka→涼介☆翔LOVE） ページ41

山田side

最近食欲がない。
２日間何も食べてないんだけどやっぱりお腹は空かなくて……

今日も何も食べずに仕事に出掛ける。




＿＿＿ｶﾞﾁｬ


伊野尾「知念大丈夫！？」
知念「うっ……ﾊｧﾊｧﾊｧ……」
岡本「ちぃちゃん！！？」
薮「持ってきたぞ！！」
八乙女「サンキュ！」
中島「ここに知念寝かせて！」

楽屋に入るなり聞こえてくるみんなの慌てる声と姿……
そして顔を青白くして辛そうにしている知念がいた。


もしかして知念も……？？

そうだとしたら明らかに知念の方が重症だし……
俺は自分でなんとか出来るし……

ゆっくりゆっくり歩いて椅子に座り机に顔を伏せる。
その時……

薮「山田、お前もな」
山田「えっ……？」

薮「お前も胃腸炎何だろ？」
山田「なん……で……？」

なんでわかったの？？
誰にも言ってないのに……

薮「いつものお前と明らかに違うじゃん。それに知念が言ってた」
山田「知念が……？」
薮「うん、涼介が結構前から胃腸炎になってるって」
山田「なんで分かったの……知念……」
薮「そりゃ、知念だからね。いつも山田のこと見てるんじゃない？」

薮くんは知念を見つめながら優しく呟いた。
俺も知念を見つめる。

小さい知念がさらに小さく見えた。

７→←高木くん

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す