完全リクエスト 短編小説３

山田くん（*イトナ*さんリクエスト） ページ31

山田side

今日は朝から貧血気味……

でも今日は俺が主役をつとめている暗殺教室の撮影
俺が休めば撮影も延期

それだけは絶対に嫌だからなんとしてでもやり遂げるという気持ちで家を出る。



撮影が始まるとはじめは全然大丈夫だったんだけど……
だんだん辛くなってきて何度か休憩を入れてもらった。



殺せんせー暗殺計画のシーン……

千葉くん役の大岡拓海と速水さん役の田中さんが殺せんせーに銃を打ち生徒が吹き飛ばされるシーン
かなり危険だったがなんとか持ちこたえた。

しかしその後……
優希美青ちゃんが倒れるシーンで俺も一緒に倒れてしまった。

山本舞香「山田くん！？」
菅田将暉「山田！？大丈夫か！？」
竹富聖花「山田くん！？」

現場は大パニック……

橋本環奈「とりあえず救急車呼びます！」

橋本環奈ちゃんが救急車を呼ぶとすぐに来た。

救急隊員「病院に搬送します。どなたか同乗しますか？」
菅田将暉「俺行きます」
救急隊員「こちらです」

将暉は救急車に乗る前に大ちゃんに連絡をしていた。



病院に着くとすぐに診察を受けた。




医者「貧血ですね……今回は脳貧血ですが山田さんには悪性貧血があると思われます」

山田「悪性貧血？」


医者「悪性貧血 とは、胃粘膜の萎縮による内因子の低下によりビタミンB12が欠乏することで生じる貧血で巨赤芽球性貧血の一種です。また神経症状として振動覚や位置覚の低下、知覚障害、深部腱反射亢進、意識障害、認知症様症状などのさまざまな症状を呈します」

菅田「それってどうしたら治るんですか？」

医者「ビタミンB12の非経口投与を行います。山田さんの場合はまだ症状が弱いので大丈夫なのですが症状が強くなったときには内因子が存在しなくても微量ながらビタミンB12は腸管から吸収されるため、大量経口投与を行う場合もあります」

山田「そう……ですか……」

俺は症状が軽いことの安心感とこんな病気にかかっている不安が混ざり言葉が上手く出ない。

医者「今日は点滴を入れておきますので509号室へ行ってください」

山田「分かりました。ありがとうございます」

俺は看護師さんに案内され509号室に入った。

看護師「ベッドに横になって腕を出してください」

俺は看護師さんの指示で動く

看護師「１時間で終わります。何かあればナースコールで呼んでください。終わったらナースコールしてください」

山田「はい」

看護師さんが出ていったのとすれ違いに知念と大ちゃんが入ってきた。

山田くん→←山田くん

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す