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記憶10。 ページ11

寧々side

「ん…ここ、は?」

「あっ、起きた!大丈夫?ここは保健室だよ」

教室の外で待っていると、花子くんが女の子を抱きかかえて教室から出てきたのには驚いた。

「ほけん…しつ…」

女の子はそう繰り返して、私を見つめる。

「あの…あなたは、あま…花子さんの彼女ですか?」

急にそんなことを言われて、私はガタッと椅子から立ち上がってしまった。

「えっと…」

私は、女の子に花子くんと出会ったときの話をしてあげた。

「だから…彼女ってわけじゃないかなぁ」

あはは、と私が笑うと、女の子もくすっと笑う。

「大変ですね。ヤシロさん」

「そうなのよ…って、まだ自己紹介してなかったね。私は八尋 寧々。あなたは?」

「桜庭 Aです」

Aちゃん、と私が呼ぶと、嬉しそうに笑ってくれた。

「ヤシロー、少年が呼んでるヨ」

ベッドを囲むカーテンから、ひょこっと花子くんが現れた。

「花子くん!光くんが私を呼んでる?」

「うん。コクハクされちゃったりして」

ニヤニヤと笑う花子くんをばしっとたたく。

「花子くんったら、すぐそういうこと言うんだから。じゃあね、Aちゃん」

Aちゃんに手を振って、私は保健室をあとにした。

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A - うわあぁぁぁぁーおん!(涙)←? (2020年5月7日 21時) (レス) id: 1189c557b6 (このIDを非表示/違反報告)
もっけちゃん(プロフ) - 由羽さん» コメントありがとうございます!すごくうれしいです(o^^o) (2020年3月16日 1時) (レス) id: 5bc881e2a1 (このIDを非表示/違反報告)
由羽 - おもしろかったです! 1人で(;;)ウルットしてましたw 素晴らしい作品をありがとうございます! (2020年1月17日 20時) (レス) id: 4a57f419a7 (このIDを非表示/違反報告)
もっけちゃん(プロフ) - もっけ太郎さん» コメントありがとうございます!うれしいです!がんばります! (2018年7月25日 18時) (レス) id: f8433955ce (このIDを非表示/違反報告)
もっけ太郎 - ちょっぴり切ない所がすごくひきつけられます!がんばってください! (2018年7月22日 22時) (レス) id: e67a68f3fd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もっけちゃん | 作成日時:2018年7月15日 23時

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