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廉「はい」
『ありがとう』
永瀬君はパピコをパキッと割って片方を私に渡す
9月といってもまだまだ蒸し暑い
ハーゲンダッツだと家に帰るまでに溶けてしまいそうに断念し、永瀬君が奢ってくれると言うからパピコにした
廉「やっぱり夏はショーダ味に限るにゃ」
パピコを咥えながら話すものだからきちんと話せていたい永瀬君をみて少し笑みがこぼれる
『永瀬君桃味がいいって最後まで駄々こねてたじゃん』
廉「あーれ？そんな事言ったけ？覚えてないわ」
『出た！永瀬君の覚えてないフリ』
シワを寄せながら笑う永瀬君の顔は最初の頃の冷めたような顔とは比べものにならないぐらい素敵だ
そんな永瀬君をじーと見つめているとふと目が合う
廉「あんまりこっち見んな」
『いや、永瀬君もそんな顔出来るようになったんだなーって思って』
廉「なんやそんな顔って」
『だって高一の時とか目がロボットみたいに光がなかったもん
でも、今の笑顔とかなんか……すっごい可愛かった！！』
私は永瀬君の顔を見てそう言うと少し溶けたパピコを咥えて前を向き直して歩く
しかし永瀬君がついてきていない事に気付くのに時間はかからなかった
『どうしたの？』
さっきまで横にいた永瀬君が少し遠くで立ち止まっている
廉「あのさ……」
『うん』
廉「俺線香花火の勝負お前に勝ったのにまだ…言う事聞いてもらってない」
『えっ、とっくに忘れてると思ってたのに覚えてたの！？』
廉「覚えとるわ！！」
『あはは、ごめんごめんッ……』
私はその光景をみて目を見開いた
永瀬君と話しているけど、道路を挟んだ所にあるお店から「店長ゴミ外出しときますね」というハスキーな声が聞こえてきたから無意識に横を向くと
大きなゴミ袋を4つかかえた平野君の姿が見えたからだ
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ミミ(プロフ) - みさきさん» ありがとうございます！！その先みたいなのは書こうと考えているのでその時に検討させていただきます！！ (2020年7月29日 22時) (
レス) id: 69ce0864de (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - なあこさん» ありがとうございます！！そう言って頂けてすごく嬉しいです。 (2020年7月29日 22時) (レス) id: 69ce0864de (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - 完結おめでとうございます。リクエストなのですが、子供ができたバージョンも見てみたいです。できたらで大丈夫なのでご検討よろしくお願いします。 (2020年7月25日 20時) (レス) id: eb3d2a29bc (このIDを非表示/違反報告)
なあこ(プロフ) - 完結おめでとうございます！すごく面白かったです！ (2020年7月25日 19時) (レス) id: 0e3b0babab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミミ
| 作成日時：2020年5月23日 23時
