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言ってしまった……
大阪に行って欲しいって言って諦めさせようとしたのに
平野君の「そっか」という悲しい声と緩められた腕が私の心をチクリと刺した
そして怪我をした時咄嗟に出てしまう「痛い」という言葉のように
平野君への思いを口にしてしまったのだ
紫耀「え！？」
耳元で大きな声を出されたからびっくりして自分から平野君と距離を取った
『うるさいよ！』
紫耀「だ、だって…今！平野君と離れたくないって！！」
『そ、そんな事言ってない…』
紫耀「ううん、絶対言った！俺がこの耳で聞いたもん！！」
『平野君がの聞き間違いじゃないの？』
咄嗟に嘘を突き通す私を見てニヤニヤしだす平野君に私は無性に腹を立てる
『なにニヤニヤしてんのよ！！』
紫耀「いや〜べっつに〜」
『なんなのよ……平野君のバカハゲ！！』
紫耀「俺禿げてねぇーし」
恥ずかしくて話をどんどん脱線させてしまう私は何か口にしてないと羞恥心から死んでしまいそう
『そんな髪色ばっかしてたら将来絶対禿げるよ！』
紫耀「俺の髪の毛強いから大丈夫…って話変わってきてる」
『強くても若い頃から痛みつけてたら20代で禿げるってテレビでみたもん！！』
紫耀「だからA！違う話になってるから！！これ以上話したら無理やりその口塞ぐぞ」
『塞ぐ？やってみなさいよ
手で抑えられても無理やり話してやるんだからッ…んッ……』
塞ぐと言われても話し続けた私に平野君はキスをして口を塞いだ
唇をそっと離されても頭が真っ白になってあんなに1人で話していたのに喉に力が入らない
私の中の選択肢は2つ…
平野君と一緒にいるか
平野君を関西に行かせてさよならするか
この2択しかないはずだって思ってたのに……
紫耀「好きだ」
太陽が沈み出して平野君の顔がオレンジ色に照らされる
私が3択目を作ってもいいのかな？
どっからか私に似た声が『いいんだよ』と私に囁いた気がした
そして次は私から平野にキスをした
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ミミ(プロフ) - みさきさん» ありがとうございます！！その先みたいなのは書こうと考えているのでその時に検討させていただきます！！ (2020年7月29日 22時) (
レス) id: 69ce0864de (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - なあこさん» ありがとうございます！！そう言って頂けてすごく嬉しいです。 (2020年7月29日 22時) (レス) id: 69ce0864de (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - 完結おめでとうございます。リクエストなのですが、子供ができたバージョンも見てみたいです。できたらで大丈夫なのでご検討よろしくお願いします。 (2020年7月25日 20時) (レス) id: eb3d2a29bc (このIDを非表示/違反報告)
なあこ(プロフ) - 完結おめでとうございます！すごく面白かったです！ (2020年7月25日 19時) (レス) id: 0e3b0babab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミミ
| 作成日時：2020年5月23日 23時
