119 ページ19
廉「何が食べたい?」
『何でもいいよ』
廉「じゃあラーメンやな」
『え!?』
廉「なんや、嫌なんか?」
『そういう訳じゃないけど…そんなガッツリ行くんだと思って』
永瀬君は「ガリガリでもラーメンぐらい食べれるわ」と笑いながらどんどん前に進んでいく
そして、永瀬君が隣にいながら私はずっと暗い顔をしている
それに永瀬君も薄々気付いてきたらしくあまり話さなくなった
永瀬君の行きつけのラーメン屋に着くと、1番人気と書いてあったものを頼んだ
ラーメンが出てくるまでの沈黙はなんとも言えないくすぐったさで体を掻きむしりたくなった
永瀬君の方をチラッと見ると眉間にシワを寄せて真剣な顔で携帯と向き合っている
だれかと会話しているのだろう
そして小声で
廉「俺ってホンマにアホやな」
と言いながら携帯を机に置いた
『え、アホってッ…「お待たせしましたラーメン2つです」
どういう意味か聞こうとするとタイミングが悪く店員さんがラーメンを持ってきた
永瀬君は「来た来た」と嬉しそうに割り箸を私に渡す
出てきたラーメンは想像以上に美味しくて、食べてる最中はさっきまで泣いていたのが嘘みたいに乾いていった
1614人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「平野紫耀」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミミ(プロフ) - みさきさん» ありがとうございます!!その先みたいなのは書こうと考えているのでその時に検討させていただきます!! (2020年7月29日 22時) (レス) id: 69ce0864de (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - なあこさん» ありがとうございます!!そう言って頂けてすごく嬉しいです。 (2020年7月29日 22時) (レス) id: 69ce0864de (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - 完結おめでとうございます。リクエストなのですが、子供ができたバージョンも見てみたいです。できたらで大丈夫なのでご検討よろしくお願いします。 (2020年7月25日 20時) (レス) id: eb3d2a29bc (このIDを非表示/違反報告)
なあこ(プロフ) - 完結おめでとうございます!すごく面白かったです! (2020年7月25日 19時) (レス) id: 0e3b0babab (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ミミ | 作成日時:2020年5月23日 23時