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紫耀「俺がAに傍にいて欲しいって理由じゃダメか?」







こんな事言われたらダメなんて言えるわけがない





だから私は謝ってもいないのにのこのこと中に入り、平野君が出してくれたお茶を飲んでいる





平野君も自分が招いたくせに私の横に座ってソワソワしているし





なんだか…いつもの平野君じゃないみたい






紫耀「今日文化祭準備どうだった?」


『別にいつも通りだよ』


紫耀「そっか……」












紫耀「なんか暑くね?」


『そうかな?ちょうどいいよ』


紫耀「あ、分かった…」






こんな短い会話が何個も何個も続いて逆に嫌になる




今日の目的は平野君に謝る事



それを忘れてはダメだ




私はぎゅっと目をつぶって力を込めながら声を出した




『あのさッ!』
紫耀「あのさッ!」





え?今2人とも同じタイミングで同じ言葉発した?




紫耀「あ、ごめん」


『私こそごめん…平野君が先言っていいよ』





紫耀「う、うん…」




言いにくそうに返事をする平野君は今まで見た事ないほど悲しい目をしていた





紫耀「昨日…Aが機嫌悪かったの俺のせいなんだろ?」


『えッ…』


紫耀「俺悪い所は直すからさ、嫌いにならないでよ……」





いつもなら私が平野君に怒っても「うるせー」とか言って笑ってるのに



今日はいつになく真剣な顔をしている



これは平野君が弱っている証拠なんだろう





『違うのッ!!あれは私が嫉妬してただけなの』



紫耀「嫉妬?」



『そう…平野君の夢が料理人だったなんて私全然知らなくて、今まで平野君の事悪いように言って子が先にそれを知った事に嫉妬してただけなの!
だから謝らないといけないのは私の方なの……ごめん…』





私がそう言うと平野君はさっきまでガチゴチに固まりながらしていた正座を一瞬でだらけさせた




まるでいつもの平野君に戻ったかのように





紫耀「はぁ〜良かった〜
もうびっくりさせんなよ!Aが俺の事嫌いになったのかと思ってたのに」



『ほんとごめん』



紫耀「もーう
あとさ機嫌悪い理由が可愛すぎるんだよ!
なんだよ嫉妬って!」



『だって平野君自分の事全然話してくれないじゃん』



紫耀「そうかもしれないけどさぁ〜」





平野君はベッドにダイブをして「あーーー」と叫んだ

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設定タグ:平野紫耀 , 永瀬廉   
作品ジャンル:恋愛
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ミミ(プロフ) - みさきさん» ありがとうございます!!その先みたいなのは書こうと考えているのでその時に検討させていただきます!! (2020年7月29日 22時) (レス) id: 69ce0864de (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - なあこさん» ありがとうございます!!そう言って頂けてすごく嬉しいです。 (2020年7月29日 22時) (レス) id: 69ce0864de (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - 完結おめでとうございます。リクエストなのですが、子供ができたバージョンも見てみたいです。できたらで大丈夫なのでご検討よろしくお願いします。 (2020年7月25日 20時) (レス) id: eb3d2a29bc (このIDを非表示/違反報告)
なあこ(プロフ) - 完結おめでとうございます!すごく面白かったです! (2020年7月25日 19時) (レス) id: 0e3b0babab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミミ | 作成日時:2020年5月23日 23時

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