64 ページ14
そのまま由紀ちゃんと夜ご飯を食べてお別れをした
帰りにコンビニに寄ってバニラアイスにチョコがコーティングされているアイスを買って食べる
海人も欲しがるだろうと思って、同じアイスをもうひとつ買った
アイスを食べながら今日の楽しい思い出に浸る
「海だからメガネはアウトでしょ」という由紀ちゃんの言葉で初めてコンタクトを買ってみた
最初のうちはだいぶ苦戦するらしいから明日入れる練習してみよ
平野君どんな顔するかな〜
って…なんで今私平野君の事考えたの？
あんな本当かもわからない告白みたいな事で平野君を意識してしまうなんてバカみたい
由紀ちゃんは図書館でやった勉強会の事ですっかり私が恋の応援してくれると思い込んでるみたいだし…
恋愛相談のってみたいっていう夢は叶ったけど、こんなにややこしくなるとは思わなかった
公園の前を通るとセミの鳴き声が四方八方に聞こえてくる
いつもはうるさく聞こえるけど今は私の混乱した気持ちをかき消してくれるような気がした
フと公園の方を見るとブランコに男の人が座っている姿が見え、
その人の体から負のオーラが漂っていた
何故か気になってよーく目を細めて見てみると、風がブワッと突然吹き
下を俯いている男性がパッと顔を上げた
『え、永瀬君！？』
廉「お、お前…」
それは紛れもない永瀬君だった
永瀬君と分かると私はブランコにどんどん近づいて行った
『なんでこんな所にいるの？
永瀬君の家から遠くない？』
廉「俺にも色々あんねん
もう夜遅いしはよ帰れ」
『でも今の永瀬君すごい負のオーラが漂ってるけど…
大丈夫？』
廉「もううるさいな！
お前には関係ないやろ」
せっかく心配してあげたのにそんな言い方されたら私だってイラつく
『あっそ、じゃあお望み通り帰ります』
私がブランコに乗っている永瀬君に手を振りその場を後にしようとする
が……中々前に進めない
その理由は永瀬君が私の服を引っ張っているからだとすぐ分かった
『なに？』
廉「・・・」
振り向くと私の顔を何も言わず上目遣い出みてくる永瀬君
その顔はまるで「相談にのれ」と言っているようだった
『はぁ〜もう何があったの？』
呆れてため息をつくと永瀬君は隣のブランコを指さした…まるで隣に座れと言うように
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1537人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「平野紫耀」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
TK - 私もこんな恋に憧れます。これを読んで、思わず涙です。 (2020年5月30日 11時) (
レス) id: 7d8539b274 (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - ももかさん» ベランダ恋伝いも読んでくださったんですね！！ありがとうございます！更新頑張りますね (2020年4月30日 15時) (レス) id: 69ce0864de (このIDを非表示/違反報告)
チャンサキ(プロフ) - 待ってましたー！！（まだ読んでない）笑、あとでゆーっくり読みます！更新ありがとうございます（＾∇＾） (2020年4月30日 12時) (レス) id: 9fdd9e92a3 (このIDを非表示/違反報告)
ももか(プロフ) - 凄くいい話です！ベランダ恋伝いも読ませて頂き思わず涙です。更新楽しみにしています！ (2020年4月28日 4時) (レス) id: f029cec96f (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - ぴらのさん» ご指摘ありがとうございます。確認不足でしたすみません。更新頑張ります！！ (2020年4月11日 22時) (レス) id: 69ce0864de (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミミ
| 作成日時：2020年3月31日 22時
