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何気なく発した私の一言が誰か誰かに聞かれたと思い
瞬発的に声がする方に体を向けるとそこには昨日からずっと会いたかった彼の姿があった
『え…』
「もしかして俺に会いたかった？」
『・・・』
その通り過ぎてなんも言えなくなる私をみて、ふっと鼻で笑った後「そんな訳ねぇーか」と言って私の横を通り過ぎた
なにまたなんも喋らなくなってんのよ！
ハンカチ返すんでしょ！？
『あなたに会いたくて来ました！！』
「え？」
ハンカチを返す言葉じゃなくて、彼に会いたいという気持ちが自分の中でこんなに大きくなっていたとは思っていなかった
だって、こんなに大声であなたに会いたくて来ましたなんて言った事ないから…
でもすぐに発した言葉がすごく恥ずかしい事だと気付き顔が真っ赤になっていく
『え？…あっ…そうじゃなくて…』
「そうじゃないんだ…」
『いや、、そう言う訳でもなくて……その〜』
私が言い返しに戸惑っていると、彼は目をクシャッとさせて声を出して笑い出した
その姿をじーとみていると彼もそれに気付いたらしく、小さく「ごめんごめん」と私に言った後桜の木の下に座る
そして、自分の空いている横のスペースをトントンと叩いた
横に座れって事？
でも、私みたいなやつに隣座れっていう？！
そんな経験がなくて、戸惑っていると彼は「ねぇ、早く！」と言ってまた隣をトントンとする
やっぱり横に座ればいいんだよね？
私はゆっくりと彼の方に近づき、隣の場所に座った
そんな私の行動に満足したのか、にっこりと笑顔になるとコンビニの袋からおにぎりを取り出して食べ出した
私は彼がただおにぎりを食べている姿を隣でみている時間が何分か続く
彼と私の距離はすごく近くて、すごくドキドキする…
隣をチラッとみると、横顔が凄く綺麗で何時間でも見てられる程見とれていた
でも、2人に流れる沈黙がなんだかくすぐったくて、なにか喋らないとと焦り始めた時
いちばん重要なハンカチのことを思い出す
元はと言えばハンカチを返すために来たんだから、なにドキドキしてんのよ
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はな - もし、わざとならすみません。m(｡>__<｡)m (2020年9月18日 17時) (
レス) id: a2ac080e81 (このIDを非表示/違反報告)
はな - 「会わないかもしれない」の所「合わないかもしれない」になってますよ。 (2020年9月18日 17時) (レス) id: a2ac080e81 (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - チャンサキさん» ありがとうございます！！そう言って頂けるとすごく嬉しいです！ティラノな王子様2もできたのでそちらも読んでくださると幸いです。あと、いつもコメントありがとうございます。すごく励みになってます！！ (2020年3月31日 22時) (レス) id: 69ce0864de (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - ななみさん» 更新させていただきました！ついでに続編も出来ました！！ティラノな王子様2では恋愛要素多めにする予定なのでそのまま見てくださると嬉しいです！あといつもコメントありがとうございます。めっちゃ嬉しいです (2020年3月31日 22時) (レス) id: 69ce0864de (このIDを非表示/違反報告)
チャンサキ(プロフ) - またまたコメントしちゃいます！相変わらず面白いお話書いてますねー！？笑笑。こりゃ、一波乱ありそうで楽しみです、、(・∀・) (2020年3月30日 22時) (レス) id: 9fdd9e92a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミミ
| 作成日時：2020年3月20日 21時
