4 ページ4
このままの状態で体育館には向かえず、ていうか永瀬君の顔を見たくなく
私は体育館には向かわず、適当に学校の中を探索する事にした
生徒はみんな体育館だから人が全くいない教室が続いて、なんだか今の自分の生活を表しているようで少し悲しくなる
私は何も考えずに歩いていたから、自分が外に出ていたことを大きな桜の木にぶつかるまで気付かなかった
ここは一通りが少なくて、桜の木がある事も知らない人もいるだろう
『おっきい』
私が冬に見た桜の木は枯れきっていて、花なんか1つも咲いていなかったのに…
桜の木だって、頑張って花を咲かせたのに私はなんにも変われない
私はiPhoneを取り出して、桜の木を写してシャッターを切った
その理由はよく分からないけど、多分自分の中で桜の木になりたいと思ってしまったのだろう
撮った写真をフォルダのボタンを押して見てみると、写真なのに桜の木はすごく綺麗に写っている
私は桜の花びらを見たくて写真をアップにし、左にスライドしていく
『ん？』
ちょうど真ん中ら辺に来た時、木の枝に人影が写っていた
私は瞬発的に桜の木の枝を見ると
そこには、太い枝の上で寝転びながら目をつぶっている男の人がいた
男性の服はここの制服を着ていて、前髪が目にかかって顔がイマイチ見えない
『え、だれ？！』
もしかして降りれないとか！？
それだったら早く助けてあげないと
私はその人に聞こえる声で問いかけた
『あ、あの！！降りれなくなっちゃったんですか！？』
その声で、男性はゆっくりと目を開けてこちらを向いた
私にはその顔が助けてと言っているように見えた
『大丈夫です！！
今すぐ私が助けます』
木登りとかした事ないけど、まずはあの男性を助けないとと思い木の枝を掴んで登り始める
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1300人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「平野紫耀」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はな - もし、わざとならすみません。m(｡>__<｡)m (2020年9月18日 17時) (
レス) id: a2ac080e81 (このIDを非表示/違反報告)
はな - 「会わないかもしれない」の所「合わないかもしれない」になってますよ。 (2020年9月18日 17時) (レス) id: a2ac080e81 (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - チャンサキさん» ありがとうございます！！そう言って頂けるとすごく嬉しいです！ティラノな王子様2もできたのでそちらも読んでくださると幸いです。あと、いつもコメントありがとうございます。すごく励みになってます！！ (2020年3月31日 22時) (レス) id: 69ce0864de (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - ななみさん» 更新させていただきました！ついでに続編も出来ました！！ティラノな王子様2では恋愛要素多めにする予定なのでそのまま見てくださると嬉しいです！あといつもコメントありがとうございます。めっちゃ嬉しいです (2020年3月31日 22時) (レス) id: 69ce0864de (このIDを非表示/違反報告)
チャンサキ(プロフ) - またまたコメントしちゃいます！相変わらず面白いお話書いてますねー！？笑笑。こりゃ、一波乱ありそうで楽しみです、、(・∀・) (2020年3月30日 22時) (レス) id: 9fdd9e92a3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミミ
| 作成日時：2020年3月20日 21時
