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紫耀「俺嫌われたかな？」
『私と平野君はもう元から嫌われてるでしょ？』
紫耀「それもそうだけど……
でも、あの永瀬ってやついけ好かねぇ野郎だな」
『永瀬君は仕方ないですよ
だって永瀬君はッ……ってさっきから普通に私と帰ってるけど方向こっちであってるんですか？』
学校が終わり、帰る準備をしていたらずっと横でスカスカのリュックを背負った平野君が子供のような笑顔で立っていた
そしてそのまま空気に流される感じでここまで来たけど
平野君は果たして同じ方面なのか
さっきから気になって仕方がない
紫耀「まだ同じ方向だな」
『まだって…』
紫耀「で、永瀬がなんだ？」
今の平野君は自分が帰る事より永瀬君の事でいっぱいなんだ
『永瀬君は関西でトップクラスの会社の長男で、関東にも規模を膨らませようとコッチに来たんだけど、今関東でも結構凄いらしいんですよ
だから、逆らったらその会社にも逆らった事になる……みんな怖がってるんです』
紫耀「なんだそれ
お前が俺に敬語な事と同じくらい意味わかんねぇー」
『え？』
紫耀「まぁ、俺にはもう失うものなんて1つもないからなー」
『と、とりあえず！！
先輩殴った事とかをからかわれたぐらいで永瀬君を殴ったらダメですからね』
どんどん先に行く平野君に追いつこうと、走りながらそう言うと
いきなり止まるから、平野君の大きな背中にぶつかってしまった
『ど、どうしたんですか？』
平野君はくるっと私の方に向き直すと、物理的に上から目線をしてきた
身長が低い私はただ見上げるしかなく、少し恐怖さえ感じる
紫耀「ちげぇーよ」
やっと口を開けたと思ったらいきなりの否定にすこし戸惑う
紫耀「俺が怒ったのは、Aを悪いように言われたからだよ」
『え』
紫耀「別に俺は何言われようと構わないけど、Aは友達だから…悪く言うのは許さない」
びっくりした…
友達って言ってくれた事も私のためだと言ってくれた事も両方にびっくりした
「いくぞ」と言ってまた歩き出す平野君
そんな後ろ姿を見て、私もこの人を友達って思っていいんだよね…そう自分に問いかけてみた
なんだか、良いんだよって言われた気がした
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はな - もし、わざとならすみません。m(｡>__<｡)m (2020年9月18日 17時) (
レス) id: a2ac080e81 (このIDを非表示/違反報告)
はな - 「会わないかもしれない」の所「合わないかもしれない」になってますよ。 (2020年9月18日 17時) (レス) id: a2ac080e81 (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - チャンサキさん» ありがとうございます！！そう言って頂けるとすごく嬉しいです！ティラノな王子様2もできたのでそちらも読んでくださると幸いです。あと、いつもコメントありがとうございます。すごく励みになってます！！ (2020年3月31日 22時) (レス) id: 69ce0864de (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - ななみさん» 更新させていただきました！ついでに続編も出来ました！！ティラノな王子様2では恋愛要素多めにする予定なのでそのまま見てくださると嬉しいです！あといつもコメントありがとうございます。めっちゃ嬉しいです (2020年3月31日 22時) (レス) id: 69ce0864de (このIDを非表示/違反報告)
チャンサキ(プロフ) - またまたコメントしちゃいます！相変わらず面白いお話書いてますねー！？笑笑。こりゃ、一波乱ありそうで楽しみです、、(・∀・) (2020年3月30日 22時) (レス) id: 9fdd9e92a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミミ
| 作成日時：2020年3月20日 21時
