ベランダ恋伝い2

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紫耀「好きだよ」








不意にそんな事言われるともう諦めた紫耀だとしてもドキドキするに決まっている









『ねぇ、それ朝も聞いた』









紫耀「Aは好きなの？俺のこと…」









紫耀いきなりどうした？









『な、なにそれ恥ずかしいから言いたくないよ』









紫耀「恥ずかしいって事は好きって事なのか」









『もうやめてよ
好きって言っても幼馴染みとしてだから
周りの人に勘違いされちゃうじゃん』









傍から見たら好きを言い合うバカップルみたいで恥じらいがある








紫耀「いいじゃん勘違いされても…」







『え』







予想もしていなかった紫耀の言葉に焦りが半端ない









そして紫耀は1つ深呼吸をして普通に話し始める









紫耀「あのね俺の友達の話なんだけど、そいつ昔からの幼馴染みがいるんだって。
それで、そいつ幼馴染みの事好きって自分でも気付かずに他の女の子と付き合っちゃったんだ」









誰の話？



自分の頭の上に？が沢山現れるのが分かる



しかし紫耀はどんどん話し続ける









紫耀「そして幼馴染みの事好きの気付いた時にはもう遅くて、彼女にはもう他の彼氏が出来てたんだって……
Aだったらなんてアドバイスする？」









『え、私！？』








設定がなんとなく私達と似てる気もするけど、全然違う





しかもその彼昔の私みたい…





私だったらか……







『うーん
自分の気持ちに素直になって…かな？』







私は素直になれなかったから紫耀を諦めた





それがどれほど辛い事が私が1番よく知ってるからこそ、その彼には後悔して欲しくない







たとえ振られるとわかっていても、気持ちを伝えられる時にはちゃんと伝えとかないと









紫耀「そっか…じゃあ俺素直になるよ」









『俺？』







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紫耀「俺Aが1人の女として好きだ」









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