ベランダ恋伝い

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なに？心配って……









どういう心配なの？











『それはさ…幼馴染みとしての心配？』









紫耀「そうだよ
幼馴染みとしての心配」









薄々こう言われるだろうなとは分かっていた








だけど






紫耀の発した言葉によって私は悲しいよりもイライラが止まらなくなっていく









幼馴染み、幼馴染みって







私の気持ち知らないくせに紫耀にとやかく言われたくない








こんなに苦しいのは紫耀のせいじゃん









しまいには廉の事も悪く言ってホントなんなのよ









『そっか…
でも幼馴染みにそんな心配してもらわなくていい
ていうか頼んでないし望んでもない』









紫耀「・・・」









『幼馴染みの事心配するよりか恋人の大好きな美優の事もっと見てあげればいいじゃん
もういちいち私の事に関して色々言って来ないで
自分の事は自分で決めるから』









紫耀「Aッ」









『私今から買物行かないと行けないんだよね
だから早く出ていって』









私は紫耀の背中を押して無理やりベランダへと出す









『じゃあね紫耀』









紫耀に別れを告げるとすぐにベランダの窓を閉める









そして…









初めてベランダの鍵を閉めた









これでいいんだよね









もう紫耀のことは忘れよう









ただの幼馴染みに戻った方が私の気も楽になる









そう思った私はカバンから廉に授業中渡された廉の電話番号がかかれたメモを取り出し









その数字通りに携帯のボタンを押していく








そして、緑の電話マークのボタンを押すとすぐに廉は電話に出た









廉「はい」









『あ、Aだけど』









廉「え？かけてきてくれたん！？嬉しいわ〜
あ、でも今日俺置いて帰ったやろ
罰として今週末デートな」









デート…









行ったら私の気持ちが何か変わるかもしれない









・









・









『いいよ』









私がそう返事をすると、携帯の向こうで「え？ほんまに？」と喜ぶ声が聞こえてきた







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星がオレンジになってる…






嬉しすぎるッ！！









ありがとうございます(；＿；)

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