第267話 ページ13
・
・・・
貴「んっ.......」
「高杉さん?お目覚めですか?」
左目に鋭い痛みを感じる
そうか...................
先生は.........................
貴「これ.......どうなってやがる....」
真っ暗な視界の中身体を起こす
「あ、両眼に包帯をまいているので....
右目の方は今取りますね」
右目の方は、か
「取れましたよ」
貴「.......あァ。」
その声にゆっくり目を開く
貴「.............」
右目を閉じれば
貴「何も見えねェや.......」
包帯があってもなくても。
布団の上の自分の手を見下ろす
あいつは.......
貴「.......あいつはどうした」
「銀時さんですか?」
左目側に座るそいつが見えない
「銀時さんは.......高杉さんの目を持ってどこかに...」
貴「目?」
「た、高杉さん?まだ安静にしてないと...!」
すくっと立ち上がり着物を着直す
貴「私の刀はどこだ」
ー
桂「それは先生の骨とAの左目か」
銀時「.......あぁ。」
どこに向かったかなんてすぐにわかった
貴「.......くだらねェ」
桂「Aっ」
銀時「.............」
燃え尽きた松下村塾
銀時がいるのは先生の部屋があった場所
銀時「.............」
わざわざ箱にしまわれた赤い塊
蓋を閉めた銀時がそれをもう1つの箱と地へ埋める
貴「てめェが奪ったもんの罪滅ぼしのつもりか」
桂「A!」
銀時「.......そうだな」
貴「くだらねェって言ってんだよ」
銀時「なんとでも言え
ただ.......。左目は潰れたが.....お前が無事でよかった」
貴「.......けん、な.........ふざけんな!!
私を殺してればあの人は助かった!
あの人はてめェの選択で死んだ!!」
桂「落ち着けA!」
貴「銀時!!」
銀時「.............」
貴「.......何考えてんだてめェ」
銀時「殴って気がすむなら好きなだけ殴ればいい
殺りたいなら殺せばいい」
・・・
貴「.............夢....か.......。」
また随分と懐かしい夢をみたもんだ
万斉「A。
______が亡くなられたそうだ」
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たかすぎりた(プロフ) - 高杉銀時さん» 大変お待たせしてしまいました。温かいお言葉が支えになりました。ありがとうございます。これからまた頑張っていきます! (2022年3月10日 20時) (レス) id: 795a11b87e (このIDを非表示/違反報告)
たかすぎりた(プロフ) - 紫糸。さん» 長すぎる休息になってしまいましたが、支えになりました。どうかお楽しみください (2022年3月10日 20時) (レス) id: 795a11b87e (このIDを非表示/違反報告)
たかすぎりた(プロフ) - 空麦さん» どの作品も応援していただきありがとうございます。いつも癒しになっています。大変長らくお待たせしてしまいましたが、どうかお楽しみください (2022年3月10日 20時) (レス) id: 795a11b87e (このIDを非表示/違反報告)
たかすぎりた(プロフ) - 鈴音さん» 優しいお言葉に本当癒されました。大変長らくお待たせしてしまいましたが、どうかお楽しみください! (2022年3月10日 19時) (レス) id: 795a11b87e (このIDを非表示/違反報告)
たかすぎりた(プロフ) - 紅桜 赤華さん» 全く同じでした。でも皆さんの温かいコメントでようやく戻ることができました。これからもよろしくお願いします! (2022年3月10日 19時) (レス) id: 795a11b87e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:高杉りた x他1人 | 作成日時:2019年4月29日 15時