違った道の隻眼女4【坂田銀時】

第152話 ページ7

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桂「.......お前か」






貴「ｸｸ.......ヅラァ


相変わらず幕吏から逃げ回ってるようだな」






懐かしい匂いがしたと思えば






桂「ヅラじゃない桂だ」




貴「ふっ、変わってねェな」





桂「.......そういう貴様は随分と変わったな

.............いったい何があった」






貴「さァな...｡」






桂「.......銀時を斬りに来たのか」





貴「いいや」





桂「ならば何しに来た


幕府の追跡を逃れ京に身を潜めていると聞いたが」





貴「祭りがあるって聞いてよォ


いてもたってもいられなくなって来ちまった」





桂「祭り好きも大概にするがいい


お前は俺以上に幕府から嫌われているんだ

死ぬぞ



それにまた人に酔っても知らぬからな」






貴「あったねェそんなことも｡



だがまァ、天下の将軍様が参られる祭りに

参加しない訳にはいくまい」





桂「お前、何故それを？

.......まさか」






貴「てめェが考えているような

たいそれたことをするつもりはねェよ


だがしかし面白ェだろうな」






桂「お前.......」






貴「祭りの最中

将軍の首が飛ぶようなことがあったら....


幕府も世の中もひっくり返るさ...」

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